ホップ栽培が地域を元気に「フレッシュホップフェスト」開幕 日本産ホップ推進委員会2022年9月2日
日本産ホップ推進委員会は9月1日~11月30日、今年で8年目を迎える「フレッシュホップフェスト」を開催。収穫したてのフレッシュな日本産ホップで造るクラフトビールを「ビールの新価値創造」と位置づけ、「フレッシュホップフェスト」期間として、全国のホップ農家や醸造所、料飲店・飲食店を応援する。
「フレッシュホップフェスト」は、その年に収穫したフレッシュな日本産ホップで造ったビールを楽しむお祭り。原料生産者から醸造家、料飲店、ビールファンに至るまで、日本産ホップのビールに関わる人たちが、互いに繋がることで、日本ならではのビアカルチャーを創造している。
同委員会は期間中、日本産ホップで造られたビールを提供する全国各地の料飲店・飲食店のイベントをリスト化しウェブサイトで紹介。また、期間内最大級のイベントで、全国各地の醸造所で造られた選りすぐりのフレッシュホップビールが、一堂に会する「フレッシュホップフェスト」を、東京・代官山の「スプリングバレーブルワリー東京」で10月29日、30日に開催を予定している。
日本産ホップ推進委員会に参画する(一社)日本ビアジャーナリスト協会(JBJA)の調査では、現在クラフトビールを醸造する醸造所は全国で584か所あり、調査を開始した2017年と比べ、2022年では約2倍の醸造所数に増加。そのうち108の醸造所が同委員会の活動に賛同している。
各地の醸造所では地元産の副原料を使用するだけでなく、ビールに苦味や香りを与える主原料のホップを地元農家と協業し栽培する所も増加。これまで北海道や東北地方の寒冷地で多く見られたホップ栽培が、現在は全国に広がっており、今年は沖縄でも実験的なホップ栽培が成功したという事例も報告されている。
全国的なホップ栽培の広がりは、「ビールは自然の恵み」であるという再認識、さらにクラフトビールの拡がりによりビールに香りを求める愛飲者が増えていることによるもの。全国各地にビール醸造所が開業し、土地の原料を活かしたいという醸造家が地元のホップでビールを造ることで、地域内のつながりが生まれ、地域活性化の一端を担っている。
重要な記事
最新の記事
-
【28年ぶり警報】平年90倍超え地点も果樹カメムシ類が異常発生 愛媛県2024年7月23日
-
【注意報】野菜類、花き類にオオタバコガ 全県で多発のおそれ 秋田県2024年7月23日
-
2万円が下値になった6年産米ハシリ価格【熊野孝文・米マーケット情報】2024年7月23日
-
【'24新組合長に聞く】JA青森(青森県)鹿内克之組合長 とにかく現場に出向く(6/29就任)2024年7月23日
-
【書評】『これからを生きる あなたとともに―過去を振り返り 未来を描く―』萬代宣雄 著2024年7月23日
-
「乗用型じゃがいも植付機」が農業食料工学会 2024年度開発賞を受賞 井関農機2024年7月23日
-
「Webマイページ」操作ガイドを表示するサポート機能を導入 JA共済連2024年7月23日
-
埼玉県スマート農業展示会に出展 最新アシストスーツを紹介 ダイヤ工業2024年7月23日
-
クリエアナブキと業務提携締結 四国地域の一次産業人材支援へ YUIME2024年7月23日
-
「いわて牛」「いわて短角和牛」ローストビーフ食べ比べセットを新発売 JAタウン2024年7月23日
-
【役員人事】農協流通研究所(6月7日付)2024年7月23日
-
【人事異動】JA共済連(8月1日付)2024年7月23日
-
暖冬、ひょう、カメムシで梅が歴史的不作 収穫半減で価格高騰 農業総研2024年7月23日
-
総供給高は10か月連続で前年超え 6月度供給高速報 日本生協連2024年7月23日
-
瀬戸内産レモンをふんだんに使用 夏限定「瀬戸内レモンタルト」新登場 生活クラブ2024年7月23日
-
水稲栽培テーマに「有機農業・自然農法技術交流会」8月に開催 自然農法センター2024年7月23日
-
神戸~大阪鉄道開業150周年 記念ラベルの日本酒一合缶「福寿」数量限定で新発売2024年7月23日
-
小さなトマト「マイクロトム」遺伝子型の比較と高精度全ゲノム解読から品種改良へ2024年7月23日
-
史上最小「ハッピーターン ちいさいのに濃いやつ」期間限定発売 亀田製菓2024年7月23日
-
今が旬のブルーベリー 摘み取り農園が開園 東京都日野市2024年7月23日