植物肉「ミラクルミート」のDAIZ 日清製粉と資本業務提携2022年9月5日
発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・製造するスタートアップのDAIZは9月2日、日清製粉グループとの資本業務提携を発表。提携により、DAIZが2024年夏の稼働を目指して計画している新工場建設に、同グループ会社の日清エンジニアリングの食品工場建設の技術とノウハウを活かす。また、日清製粉グループの技術や知見を活かした「ミラクルミート」の付加価値向上や研究開発等を協働で推進する。
日清製粉グループは、持株会社である日清製粉グループ本社のもと、製粉、加工食品、健康食品、酵母・バイオ、中食・惣菜、エンジニアリング、メッシュクロスの7つの各事業が総合力を発揮。多くの事業・領域でトップシェアを実現し、グローバル展開に向けた取り組みも推進している。
一方、DAIZは、独自の発芽手法「落合式ハイプレッシャー法」をコア技術とし、環境負荷の小さい次世代植物肉「ミラクルミート」を開発。2019年に植物肉事業を本格化し、食品技術を結集させた研究開発やプラントベース食品の商品開発を重ねることで「ミラクルミート」の付加価値向上と販路拡大を図ってきた。
環境への配慮や食の多様化により、プラントベース市場の成長が期待される中、DAIZはその需要拡大に応えるため、「ミラクルミート」の生産キャパシティ拡大を計画。2024年夏の稼働を目指し、現在の発芽・植物肉工場(熊本県上益城郡益城町)の生産キャパシティである年間4000トンの5倍の規模となる年間2万トンの新工場の建設計画を進めている。
今回の資本業務提携により、日清製粉グループが誇る高度な食品工場建設の技術・ノウハウを活用。最適化された生産プロセス・生産性向上を実現した「ミラクルミート」の量産体制の構築する。また、「ミラクルミート」の付加価値向上や研究開発等を両社で推進することで、持続可能な食のインフラとして拡大を図るり、環境・食資源の課題の解決をめざす。
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