「ブロッコリー スーパースプラウト」台湾で生産販売を開始 村上農園2022年9月7日
村上農園は9月6日、ライセンス契約を締結している台湾企業のグリーンヴァインズの自社工場で生産した「ブロッコリー スーパースプラウト」が、台湾で販売開始することを発表。村上農園は、台湾においてのスプラウト商品を独占的に生産販売する権利をグリーンヴァインズ社に付与。主力商品「ブロッコリー スーパースプラウト」に関する栽培技術など植物工場の最新ノウハウを供与するなど、営業生産に向けたサポートを行ってきた。
グリーンヴァインズ社は、スキンケアやスプラウトを製造・販売する企業。台湾は、外食文化が発達し、生鮮野菜の摂取量が不足しがちという課題とともに、少子高齢化が進み健康への関心が高まっている。同社は、機能性に優れたスプラウトを開発する方法を模索する中で、日本の高成分野菜「ブロッコリー スーパースプラウト」の成長を知り、村上農園へアプローチ。これがきっかけとなり、今回のライセンスビジネスに至った。
グリーンヴァインズ社は、村上農園の「ブロッコリー スーパースプラウト」を、「三日苗 超級青花椰苗(ブロッコリー スーパースプラウト)」というネーミングで、台湾内の大手量販店のカルフール、シティスーパー、主婦聯盟やグリーンヴァインズ社の自社サイトなどで9月から販売する。
グリーンヴァインズ社員の日本での研修風景
村上農園は、40年以上にわたって培った栽培技術をベースに、国内外の研究機関と提携して「高成分野菜」を開発。日本国内における新たな市場を年々拡大してきた。特に主力の「ブロッコリー スーパースプラウト」は、健康に寄与する有用成分「スルフォラファン」を高濃度に含む高成分野菜。専用種子の開発と独自の栽培技術により濃度を高めた「スルフォラファン」は、自社および米国の研究所で定期的にチェックし、安定的に含まれていることを常に確認している。
村上農園は、グリーンヴァインズ社に同社の最新技術を供与するとともに、台湾を皮切りに、海外諸国へむけた高成分野菜の生産販売に関するライセンス供与を積極的に進める。また、気象条件や土壌に左右されることなく一年中生産できる植物工場の最新技術により、食の安定供給を支えていく。
重要な記事
最新の記事
-
JA経営 経常利益18.5%減 2024年度上半期総合JA経営調査2025年3月10日
-
JA貯金残高 108兆2105億円 1月末 農林中金2025年3月10日
-
米価高騰の主因は食糧安保政策の不在【森島 賢・正義派の農政論】2025年3月10日
-
国産ジビエ認証施設に大分県「日田ジビエ工房」認証 農水省2025年3月10日
-
米価下がる見通し 関係者の判断 大幅増 米穀機構調査2025年3月10日
-
女性総合職 新卒採用40%以上を目標 農林中金2025年3月10日
-
廃棄されるゆら早生みかんを豊潤なジュースに フードロス減らしSDGs貢献 JAありだ(和歌山県)2025年3月10日
-
地元産ササニシキがパックご飯、大豆・りんご・たまねぎ・味噌が焼肉のタレに2025年3月10日
-
花き振興部会第36回総会を開く JA鶴岡2025年3月10日
-
本日10日は「魚の日」国産若うなぎ長焼きなど60商品を特別価格で販売 JAタウン2025年3月10日
-
温暖化に対応したミカンとアボカドの適地予測マップを開発 農研機構2025年3月10日
-
【人事異動】農中情報システム(株)(3月31日付、4月1日付)2025年3月10日
-
【今川直人・農協の核心】営農指導モデル2025年3月10日
-
作物病害の原因となる植物群落の結露と気象条件の関係を定量化 農研機構2025年3月10日
-
北海道にコメリパワー「恵庭店」3月21日に新規開店2025年3月10日
-
春の味覚を楽しむ 市内3つの農園でいちご狩り体験 福井県あわら市2025年3月10日
-
乙葉が登壇「さけるチーズの日」盛り上げる「さけるチーズフェス2025」大阪で初開催 雪印メグミルク2025年3月10日
-
お米ギフト「年貢米」オンラインストア限定で新発売 八代目儀兵衛2025年3月10日
-
福島県白河市 美味しくて自慢の農産品が東京に集結 販売会開催2025年3月10日
-
農機自動操舵システム「FJD AT2 Max農機自動操舵システム」販売開始2025年3月10日