おかゆをもみ殻由来の容器で アップサイクル拡大へ 幸南食糧2022年9月8日
幸南食糧(株)(本社・大阪府松原市)は、もみ殻由来の紙容器を使ったエコな「お茶碗がいらないおかゆ」を開発した。今後、その他の商品への紙パッケージの拡大を目指す。「白がゆ」「梅がゆ」「もち麦がゆ」「五穀がゆ」の4種類があり、10月から発売する。
もみ殻容器のおかゆ
幸南食糧は移し替えずレンジで温めるだけで食べられるお椀型容器のおかゆ商品を製造していたが、その特徴を生かし、「お茶碗がいらないおかゆ」シリーズとして商品をリニューアルした。
簡便性だけでなく環境にも配慮し、これまで精米の過程で廃棄されていたもみ殻を原材料とした新紙材「momi-kami」(もみ・かみ)を奈良市の老舗紙屋(株)ペーパルと共同開発し、容器に使っている。
パーパルは紙素材の売り上げの1%をフードバンクに還元するフードロスペーパー事業を実施している。幸南食糧は「今後、その他の商品への紙パッケージの利用を拡大し、もみ殻のアップサイクル量を増やしたい」としている。
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