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自然に寄り添う酒づくり オーガニック日本酒「有機純米吟醸 GREEN」新登場 玉乃光酒造2022年9月9日

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玉乃光酒造は9月8日、有機農法で栽培した酒米を使ったオーガニック日本酒「有機純米吟醸GREEN山田錦」と「有機純米吟醸GREEN雄町」を発売。全国の百貨店、小売店と同社オンラインショップなどで販売している。

オーガニック日本酒「有機純米吟醸GREEN山田錦」(左)と「有機純米吟醸GREEN雄町」オーガニック日本酒「有機純米吟醸GREEN山田錦」(左)と「有機純米吟醸GREEN雄町」

1673年の創業以来、素材に向き合い真摯に日本酒をつくってきた玉乃光酒造。2023年の350周年を前に、初のオーガニック認証を取得した日本酒が完成した。

「有機純米吟醸GREEN山田錦」と「有機純米吟醸GREEN雄町」は、有機栽培でつくられた酒米を100%使用。2月22日にEUオーガニック認証とUSDAオーガニック認証、エコサート認証の3つを取得し、次世代の日本酒づくりの中でも特に日本酒を支える米づくりを持続可能なものにするため、酒米の有機栽培を広げることをめざしている。

素材の中でも特に酒米にこだわる玉乃光酒造は、岡山や滋賀の契約農家とともに酒米をつくっている。もともと酒米は栽培が難しい作物と言われ、有機栽培でつくられたものは少ない。そこで、杜氏が自ら田んぼに赴き、滋賀県の米農家にかけあうことで酒米の"山田錦"を有機栽培で栽培。その後、岡山県の米農家の協力のもと、"雄町"を有機栽培でつくれるようになった。こうした交流を深めていくことで、志をともにして酒米の有機栽培に取り組む農家が徐々に増えてきている。

玉乃光酒造は、70年ほど前に戦争で和歌山の蔵を焼失し、再起をかけて京都・伏見に移転。その後は純米吟醸蔵として純米吟醸と純米大吟醸のみの製造にこだわり、酒造りに合う米を求めて"幻の酒米"と言われる雄町の復活にも一役買った。パイオニア精神で酒造りに取り組む玉乃光酒造の次の戦いは、「自然に寄り添う酒づくり」。次世代にも日本酒のおいしさと日本の自然の豊かさを伝えていくため、あらたな定番としてオーガニック日本酒のさらなる拡大に取り組む。「有機 純米吟醸 GREEN 山田錦」(720ml)と「有機 純米吟醸 GREEN 雄町」(720ml)はいずれも2178円(税込)。

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