りんごで世界へ 青森のりんご仕入販売「ヤマナリ西塚」の株式取得 日本農業2022年10月5日
日本の産青果物のバリューチェーンを構築する農業スタートアップの株式会社日本農業は10月4日、りんご仕入販売を営む有限会社ヤマナリ西塚(青森県青森市)の全株式を取得することで最終合意し、株式譲渡契約を締結した。
日本農業とヤマナリ西塚が株式譲渡契約を締結
日本の農産物は品質面で、他国産に対し高い競争優位性を持つ一方、バリューチェーンの各ポイントが小規模に分断され、世界で戦うコスト構造でないことが課題となる中、日本農業は、りんごの生産領域で慣行栽培の3倍の生産性を持つ「高密植栽培」を日本最大規模で展開。日本の農業の強みである品質を維持しながら、世界のりんご先進国に負けない生産効率の改善にチャレンジしている。また、選果・梱包プロセスにおいては、より生産性の高いバリューチェーンを構築するため、最新鋭の選果設備を導入し、大規模化を進める計画で、これらの背景から、今回の出資に至った。
出資にともない、同社とヤマナリ西塚のりんご流通金額が合算されることで規模を拡大。より生産性の高い最新テクノロジーを活用した選果設備の活用が可能となる。また、同社関連会社の園地とヤマナリ西塚の選果場は同エリアにあり、りんごを選果・梱包する際の拠点として双方に最適なロケーションであることなどからシナジー効果が見込まれる。
今回の提携は、ヤマナリ西塚の西塚光弘社長が従業員の雇用維持を前提に事業承継を検討していたところ、同社のりんご事業拡大方針と合致した。ヤマナリ西塚は独立した法人として存続し、全従業員の雇用と取引先との関係は維持する。
重要な記事
最新の記事
-
【全中・JA経営ビジョンセミナー】伊那食品工業で「年輪経営」を視察 年間まとめ、参加者の報告も交流(1)2025年3月11日
-
【全中・JA経営ビジョンセミナー】伊那食品工業で「年輪経営」を視察 年間まとめ、参加者の報告も交流(2)2025年3月11日
-
【地域を診る】東日本大震災から14年 被災地で学んだこと 協同の意義 現場で痛感 京都橘大学教授 岡田知弘氏2025年3月11日
-
JA全青協 新年度会長に北川副会長を選任2025年3月11日
-
理事長に小川良介前農林水産審議官 JA共済総研2025年3月11日
-
福島など被災地「農林水産業の先進地域へと支援」 江藤農相2025年3月11日
-
第二の備蓄米「飼料用米」から主食用米への転用は可能か?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年3月11日
-
オリジナルハンカチをプレゼント 「いわて純情セレクト」対象商品購入で JA全農いわて2025年3月11日
-
「JA全農杯全国小学生選抜サッカー大会」北信越代表チームは「長岡JYFC U‐12」2025年3月11日
-
岩手県大船渡市の山林火災被害の自賠責共済で特別措置 JA共済連2025年3月11日
-
「農中森力(もりぢから)基金」第11回の助成6案件を決定 農林中金2025年3月11日
-
農文協 創立85周年の記念出版『みんなの有機農業技術大事典』発売2025年3月11日
-
健康経営優良法人2025 大規模法人部門 ホワイト500に認定 カゴメ2025年3月11日
-
ローソン「栃木美味しいもの巡り」 ご当地の味が楽しめる8品を発売2025年3月11日
-
ハンガリー産およびスロバキア産偶蹄類由来製品等 輸入を一時停止 農水省2025年3月11日
-
コープデリ「TSUTAYA DISCAS」宅配DVDレンタルサービスを組合員向けに提供開始2025年3月11日
-
3月11日限定 東日本大震災で被災した東北3県と石川県の商品が300円割引 ポケットマルシェ2025年3月11日
-
人事異動 北興化学工業(4月1日付)2025年3月11日
-
大阪・関西万博 「食と農」をテーマに2台の未来の「汎用プラットフォームロボット」を展示 クボタ2025年3月11日
-
米文化を学ぶ親子体験イベント 東京・茅場町で開催 プレナス2025年3月11日