植物性の「和牛(Wagyu)」シンガポールで発売 ネクストミーツ2022年10月5日
日本発のフードテックベンチャーのネクストミーツは、焼肉タイプの植物性代替肉「NEXT Wagyu」のプレーン、照り焼き、醤油の3種類をシンガポールで発売した。
シンガポールで発売した「NEXT Wagyu」
シンガポールは国土面積が東京都の23区ほどの大きさで、国内に占める農業用地の割合は約0.9%。食料自給率は10%未満で食料のほとんどを外国からの輸入に頼っている。世界的な人口増による食料危機が懸念される中、シンガポール政府は食料自給率を2030年までに30%まで引き上げるプラン「30×30」を掲げ、代替肉などフードテック領域に国として力を入れている。
培養肉ブランドの「GOOD Meat」や、培養シーフードの研究開発を行ない、日本の培養肉企業「インテグリカルチャー」とも協業している「Shiok Meats」など、多くのフードテック企業が集積する。
シンガポールで展開する同社は、植物性代替肉として「NEXT Wagyu」を発売。現地でも人気の高い和牛をイメージした商品シンガポールの食肉加工企業と開発し、シンガポール人のシェフ監修のもと、現地にあうおいしさを追求した。プレーン、照り焼き、醤油の3種類のラインナップで、業務用としてレストランなどで販売。今後は、スーパーやオンラインでの販売も準備を進める。
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