「移動スーパーとくし丸」福島県いわき市で9号車が開業 マルト2022年10月12日
福島県などでスーパーマーケットを展開する株式会社マルトは10月6日、移動スーパー「マルトとくし丸9号車」を福島県いわき市で開業した。
いわき市内で巡回する「移動スーパーとくし丸」
同社は2020年12月に1号車を開業してから9台目の車両となる「移動スーパーとくし丸」9号車を開業。地域の高齢者など買い物に不便や不自由を感じる人に日常生活品を届けるため、いわき市内で小名浜地区・常磐湯本地区・内郷地区・平地区・小川地区・赤井地区・鹿島地区・豊間地区、茨城県では日立市北部を巡回している。
新たにスタートする「マルトとくし丸9号車」は、マルトSC草野店から、同市内の四倉町地区、四倉町上仁井田・平下神谷地区、久之浜町地区を週2回で巡回。"お買い物弱者を救う"を合言葉に、「車が無くてお買い物に行けない」「免許を返納するがその後の買い物が心配」「足腰が悪くて買い物に行けない」など、買い物難民を救うための活動として、利用者の玄関先まで一軒ずつ訪問する。
とくし丸は、買い物難民を支援するため2012年に設立され、2016年5月からはオイシックス・ラ・大地の子会社として事業を推進している。とくし丸本部は地域スーパーと提携し、移動スーパーのノウハウを提供。提携スーパーは販売パートナー(個人事業主)と契約し、商品を提供して販売を委託する。
販売パートナーは提携スーパーの商品を選りすぐり、生鮮食品から日用品まで約400品目1200点の商品を冷蔵機能を備えた専用の軽トラックに積み込み、担当エリアを3日に1度の頻度でお客の自宅前で販売。提携スーパーは各地の自治体や警察署と見守り協定を結び、地域の安全も見守っている。5月末時点で、143社のスーパーと提携し、全都道府県で約1000台が稼働している。
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