Oisix 9月までの新米予約量が昨対比で1.9倍「米」へ主食スイッチ進む2022年10月14日
食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地が展開するOisixは、6月から9月にかけて「2022年度産新米」の予約受付を行なったところ、会員1人当たりの平均予約キロ数が昨年同時期の1.9倍となった。小麦を中心に食品価格の高騰が相次ぐ中、同社が実施したアンケートでは「今年4月以降お米を食べる機会が増えた」という回答が7割を超えており、価格が据え置かれている米への回帰が進んでいる。
Oisixが6月〜9月まで、2022年度産新米の予約を受け付けたところ、会員1人当たりの平均予約キロ数が最終的に47.82キロとなり、昨年同期間(25.14kg)に比べ190%にまで伸長。特に、10月から12回(4週ごと)・24回(2週ごと)に分けてサブスクリプション(定額)型で届けるコースの予約が、24回では当初想定した人数の2.6倍に増えた。販売価格が安定している米を、先々まで主食として「お取り置き」したいというニーズがうかがえる。
円安による輸入原料や飼料・肥料コストの増大、原油高や異常気象などが影響して食料価格も高騰しており、この秋もさらなる値上げが家計を圧迫することが予想されている。
同社が7月に食品宅配を利用する子どもがいる家庭を対象に実施したアンケートによると、日々の食事を作る中で、小麦粉や小麦製品(パン・パスタ)、青果、肉・肉加工品では半数以上の人が値上げの影響を実感。また、4月以降「お米を食べる頻度」が増えているという回答は全体の7割を超えた。価格が据え置かれている米に主食をスイッチすることで食費を抑えようという動きが顕著になってきた。
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