「こども・若者未来基金」募金開始 パルシステム千葉2022年10月24日
生活協同組合パルシステム千葉は10月24日、社会的擁護下の子どもたちの自立支援を目的とする「こども・若者未来基金」の募金を開始。県内3生協の連携で2017年に始まり5年間で延べ94人を応援してきた募金で、11月25日までの期間中、利用者に募金を呼びかける。
「こども・若者未来基金」は、社会的擁護下の子どもたちが公的制度を離れる際の自立支援を目的に運用。認定NPO法人ちばこどもおうえんだん(千葉市)が運営し、金銭的支援だけでなく、子どもたちの自立を見守る伴走支援の活動も含めて応援している。2015年から千葉市里親制度推進事業を受託し、県内3生協(同生協、なのはな生協、生活クラブ生協)と労働福祉団体などの参画によって事業が進められている。
2017年からの5年間で呼びかけた募金は、5013万709 円に上り、延べ94人、128件の転居や資格取得など自立に必要な費用に充てられた。
全国では4万2000人、県内で1300人以上(2021年厚生労働省)の子どもが、貧困や虐待などで家庭生活が困難となり、児童養護施設や里親の元で暮らしている。社会的擁護の制度適用は現在18歳までで、高校卒業相当の年齢で、すぐに社会でひとり立ちできる子どもは少ない。自立をめざす子どもからは「アパート契約費用の負担や保証人探しが難しい」「ひとり暮らしにフライパンが必要だと分からなかった」など様々な悩みが寄せられ、伴走支援者は、相談や専門家の紹介などを通じて自立を支えている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(139)-改正食料・農業・農村基本法(25)-2025年4月26日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(56)【防除学習帖】第295回2025年4月26日
-
農薬の正しい使い方(29)【今さら聞けない営農情報】第295回2025年4月26日
-
1人当たり精米消費、3月は微減 家庭内消費堅調も「中食」減少 米穀機構2025年4月25日
-
【JA人事】JAサロマ(北海道)櫛部文治組合長を再任(4月18日)2025年4月25日
-
静岡県菊川市でビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の落成式開く 里山再生で希少動植物の"待避地"へ クミアイ化学工業2025年4月25日
-
25年産コシヒカリ 概算金で最低保証「2.2万円」 JA福井県2025年4月25日
-
(432)認証制度のとらえ方【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月25日
-
【'25新組合長に聞く】JA新ひたち野(茨城) 矢口博之氏(4/19就任) 「小美玉の恵み」ブランドに2025年4月25日
-
水稲栽培で鶏ふん堆肥を有効活用 4年前を迎えた広島大学との共同研究 JA全農ひろしま2025年4月25日
-
長野県産食材にこだわった焼肉店「和牛焼肉信州そだち」新規オープン JA全農2025年4月25日
-
【JA人事】JA中札内村(北海道)島次良己組合長を再任(4月10日)2025年4月25日
-
【JA人事】JA摩周湖(北海道)川口覚組合長を再任(4月24日)2025年4月25日
-
第41回「JA共済マルシェ」を開催 全国各地の旬の農産物・加工品が大集合、「農福連携」応援も JA共済連2025年4月25日
-
【JA人事】JAようてい(北海道)金子辰四郎組合長を新任(4月11日)2025年4月25日
-
宇城市の子どもたちへ地元農産物を贈呈 JA熊本うき園芸部会が学校給食に提供2025年4月25日
-
静岡の茶産業拡大へ 抹茶栽培農地における営農型太陽光発電所を共同開発 JA三井リース2025年4月25日
-
静岡・三島で町ぐるみの「きのこマルシェ」長谷川きのこ園で開催 JAふじ伊豆2025年4月25日
-
システム障害が暫定復旧 農林中金2025年4月25日
-
神奈川県のスタートアップAgnaviへ出資 AgVenture Lab2025年4月25日