天理市と連携「刀根早生柿」収穫で「関係人口」創出へ おてつたび2022年10月25日
人手不足を地域の関係人口の創出につなげるマッチングサイト「おてつたび」を運営する株式会社おてつたびは、奈良県天理市と連携。滞在型観光を伴う短期的、季節的な労働力を確保するとともに、地域経済の活性化に取り組んでいる。
同連携では10月7日~ 11月13日の期間、「おてつたび」を通じて、天理市萱生町内の柿農園に、全国各地から20〜80代の男女25人が集まり、「刀根早生柿」の収穫作業や袋詰め・箱詰めなどの出荷作業を手伝っている。
期間中、参加者は地域のゲストハウスに無料で宿泊。お手伝いに対する報酬も時給制で支払われ、休日には、近隣の「山の辺の道」や「石上神宮」「桃尾の滝」など地域の観光を楽しんでいる。
天理市は奈良県の北中部に位置し、東部は豊かな緑に囲まれる山間地で、西部は平坦な奈良盆地に含まれ、その中間の山々の裾野を日本最古の道「山の辺の道」が南北に通っている。中でも萱生(かよう)町は、刀根早生発祥の地として柿の有力な産地で、農家は、甘くて美味しい柿をていねいに育てている。
柿は地元の人にとって誇りでもあり、手入れされた美しい柿畑の景観は、日本の原風景が残る山の辺の道の大きな魅力の一つだが、ここ数年は柿農家の高齢化と後継者不足による人材不足が進んでいる。繁忙期の柿の収穫・発送・販売補助には、多くの人手を要するため、地元では人手の確保が難しくなっている。
この取り組みについて天理市の並河健市長は「天理市のモットーは"支え合い"。今回、収穫期の人手不足に悩む産地に全国から『おてつたびびと』にお越しいただき、従来の観光にとらわれない連携が生まれている。収穫の喜びの共有を通じて、全国に刀根早生柿の魅力が広がっていけば」と期待を寄せている。
◎連携の内容
・募集ページの作成等、募集や受入に関する部分をサポート
・おてつたびHPに特設ページを設置し、天理市の魅力を発信
・参加後にアンケートを収集・分析し、関係人口創出に向けた提案を行う
・受入終了後、関係者を集めて座談会を実施し、継続的なファン創出に繋げる
連携の内容
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】野菜類、花き類にオオタバコガ 全県で多発のおそれ 秋田県2024年7月23日
-
2万円が下値になった6年産米ハシリ価格【熊野孝文・米マーケット情報】2024年7月23日
-
「Webマイページ」操作ガイドを表示するサポート機能を導入 JA共済連2024年7月23日
-
埼玉県スマート農業展示会に出展 最新アシストスーツを紹介 ダイヤ工業2024年7月23日
-
クリエアナブキと業務提携締結 四国地域の一次産業人材支援へ YUIME2024年7月23日
-
「いわて牛」「いわて短角和牛」ローストビーフ食べ比べセットを新発売 JAタウン2024年7月23日
-
【役員人事】農協流通研究所(6月7日付)2024年7月23日
-
【人事異動】JA共済連(8月1日付)2024年7月23日
-
暖冬、ひょう、カメムシで梅が歴史的不作 収穫半減で価格高騰 農業総研2024年7月23日
-
総供給高は10か月連続で前年超え 6月度供給高速報 日本生協連2024年7月23日
-
瀬戸内産レモンをふんだんに使用 夏限定「瀬戸内レモンタルト」新登場 生活クラブ2024年7月23日
-
水稲栽培テーマに「有機農業・自然農法技術交流会」8月に開催 自然農法センター2024年7月23日
-
神戸~大阪鉄道開業150周年 記念ラベルの日本酒一合缶「福寿」数量限定で新発売2024年7月23日
-
小さなトマト「マイクロトム」遺伝子型の比較と高精度全ゲノム解読から品種改良へ2024年7月23日
-
史上最小「ハッピーターン ちいさいのに濃いやつ」期間限定発売 亀田製菓2024年7月23日
-
今が旬のブルーベリー 摘み取り農園が開園 東京都日野市2024年7月23日
-
果物専門EC「Bonchi」果樹農家をめざす若手新規就農者を募集開始2024年7月23日
-
夏の酪農を救え 生産者の声伝え家庭消費を呼びかけ パルシステム2024年7月23日
-
もみ殻が燃料 バイオマス地域熱供給プラント 秋田県大潟村で竣工 シン・エナジー2024年7月23日
-
トマトの免疫システムを回避する病原菌の変異メカニズムを解明 摂南大学2024年7月23日