東京農大稲花小学校でフードロス削減を学ぶ「特別授業」開講 オイシックス・ラ・大地2022年10月25日
食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地は11月7日と11月14日の2日間、東京農業大学稲花小学校(東京都世田谷区)でフードロス削減を学ぶ特別授業を開講する。
稲花小学校の給食授業
授業には4年生2クラス(1クラス36名)が参加し、各クラス全2回の授業を通して、地球の未来について考えながら自分や家族にもできるサステナブルな取り組みを見つけて自分事化することをめざす。
授業では、フードロスを削減するアイディアについて学びながら、自分なりの「フードロスを減らす3か条」を考え、最後には、その3か条を盛り込んだ「フードロス削減カレンダー」を作成。授業後も楽しみながらフードロス削減に継続的に取り組める。身近なフードロスを見つけ、どうしたら削減できるかを自分なりに考え実践するきっかけを作る。
生き物や食、環境など身近なテーマを専門的に追究する研究設備を備える東京農業大学に隣接する稲花小学校は、「食育」に力を入れており、校内で調理される毎日の給食を通して、子どもたちは、食材のこと、栄養のこと、農業や漁業のこと、行事や伝統文化のこと、海外の国の食文化のことなどを学んでいる。献立には、子どもたちが田植えや稲刈りをしたお米や、畑で栽培した野菜が使われこともあり、3年生になると「SDGs」についても学ぶ。
オイシックス・ラ・大地は、サステナブルリテール(持続可能型小売業)をめざし、フードロス削減につながる活動を進める中、毎日の食の楽しみ方を広げながら持続可能な食生活を提案。社内のアイデアや人材だけでなく、未来を担う次世代の子どもたちとの取り組みを強化するため、「Oisix × Z世代 未来の食プロジェクト」を5月に開始した。
取り組みの第一弾では、都内中学校のSDGsゼミナールで半年間かけてアップサイクル商品を開発する特別授業を開講。今回は取り組みの第二弾で、フードロス削減を積極的に進める同社ならではの授業を通し、SDGs課題が身近であることや、その課題を自ら解決できることを子どもたちに伝える。
開講にあたり、同校の夏秋啓子校長は「専門家の授業を受けることで、子どもたちが"フードロス"への知識を深めることで、より身近な問題として捉え、自分で考え、行動する力を育むことにつながっていくことを期待しています」と話している。
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