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愛知県のたまご農家が「農林水産大臣賞」6次産業化の取り組みを評価 デイリーファーム2022年10月26日

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愛知県常滑市のたまご農家、株式会社デイリーファームは、令和4年度全国優良経営体表彰の6次産業化部門で、最高位の「農林水産大臣賞」を受賞。表彰式は10月20日、「第24回全国農業担い手サミットinふくい」の会場で行われた。

「農林水産大臣賞」を受賞したデイリーファームの市田眞澄社長(右)と、市田旭宏専務「農林水産大臣賞」を受賞したデイリーファームの市田眞澄社長(右)と、市田旭宏専務

同社は2010年から地域の米農家と連携した循環型農業に取り組み、自社の発酵鶏糞で製造した堆肥を用いて栽培された飼料用米を鶏の餌に配合している。生産された米たまご「明日」は、濃厚で臭みのない卵として人気がある。

米たまご「明日」は濃厚な味わいで臭みがない米たまご「明日」は濃厚な味わいで臭みがない

2015年には、卵と卵を使った洋菓子などを製造販売する直売所「とれたてたまごの店ココテラス」を開き、24時間以内にとれた新鮮な卵や、卵を使ったプリンやスイーツなどを提供。また、2018年には直売所に隣接する農家レストラン「たまご農家のキッチン レシピヲ」を開き、自社生産の卵のほか、愛知県産の米、愛知県常滑市産の牛乳・野菜などを使うことで、地域で生産される農畜産物の安定的な消費に繋げている。

直売所やレストランは、常滑市内でも有数の観光地として話題となり、年間15万人の来客と地域雇用を創出。また、地元中学校と連携し商品開発の体験を通じた職業体験や、親子で参加できる「クレープ作り体験」や「マヨネーズ教室」の開催など、食育活動にも積極的に取り組んでいる。

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