植物肉「ミラクルミート」クールジャパン機構から20億円調達 DAIZ2022年10月31日
発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・製造するスタートアップのDAIZは10月28日、官民ファンドの株式会社海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)から20億円の資金を調達したことを発表。今回の資金調達により、累計調達額は88億円となる。
DAIZは熊本発のフードテックベンチャーで、独自の発芽手法「落合式ハイプレッシャー法」をコア技術に、環境負荷の小さい次世代植物肉「ミラクルミート」を開発。国内大手企業とパートナーシップを組み、「ミラクルミート」の味の向上を追求するとともに販路拡大を図り、植物肉を新たな肉のカテゴリーとする食文化の啓蒙に努めている。
同社は2021年5月に米国・ボストンに子会社・DAIZ USA Inc.を設立。北米市場でもマーケティング・営業活動と研究開発を行ない、アジア圏では、今年春にタイに向けて「ミラクルミート」を出荷。現地企業による商品化・販売が始まるなど、海外市場へ進出し、日本発の植物肉「ミラクルミート」の販路拡大を行なっている。
クールジャパン機構との取り組みは、DAIZの海外展開をさらに加速。調達した20億円の資金は、海外展開の推進に関わる研究開発・マーケティング・生産体制の強化・それらに必要な人材採用などに充てられる。
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