全国初・兵庫県で「ジビエクラウド」狩猟期から運用開始 huntech2022年11月11日
狩猟関連機器・サービスの企画・開発・販売を手がける株式会社huntechが提供する、鳥獣の捕獲・加工情報を管理するクラウドサービス「ジビエクラウド」が兵庫県で導入。11月15日から始まる狩猟期に合わせて運用を開始する。
過去:従来のプロセス、今回:ジビエクラウドを活用した場合のプロセス
同サービスの導入により、これまで狩猟期に処理加工施設事業者が紙で提出していた捕獲確認書を電子化することで、猟師・県担当者双方にかかる事務作業の効率化が期待される。今年度の狩猟期で同サービスは、兵庫県内の加工事業者19社中10社が利用。捕獲確認書の電子申請は、兵庫県が全国の自治体で初めての事例となる。
兵庫県内でのジビエ利用量は西日本最大で、そのうち搬入促進事業として加工事業者に持ち込まれる捕獲個体は約6000から7000と見込まれる。加工事業者に持ち込まれる個体数が多い兵庫県では、その事務処理に多くの工数を費やしており、効率化が長年の課題だった。
一方、猟師(有資格者)の高齢化もあり、害獣被害を減らすためにも若年層の人材確保が急務。兵庫県では野生鳥獣による農林業被害を減らすため、鹿は4.6万頭/年、イノシシは2.5万頭/年の捕獲目標を立て、各種事業を実施している。兵庫県環境部自然・鳥獣共生課は「スマートトラップやジビエクラウドなどのシステムを導入することで、効率的な獣害対策の推進に繋がれば」と期待を寄せている。
狩猟と有害駆除(許可捕獲)との違い
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