沖縄産ラム「ONERUM」第6弾 多良間島の黒糖「TARAMA ISLAND RUM」数量限定で発売2022年11月15日
泡盛づくりの技術を再構築し、沖縄のさとうきびを主原料とした「ラム」をつくるプロジェクトチーム「ONERUM(ワンラム)」は、第6弾として、多良間島の黒糖を使ったラム「TARAMA ISLAND RUM(タラマ アイランドラム)」を開発。11月15日から全国の取引先で随時発売する。初回800本限定でリリース予定。
多良間島の黒糖を使った「TARAMA ISLAND RUM」
同プロジェクトを主宰する沖縄の酒造所、瑞穂酒造(沖縄県那覇市)は、170年余の泡盛の歴史の中で、先人から受け継がれてきたフロンティアスピリッツのもと、人、自然、微生物と共生しながら、沖縄ならではの酒造りに挑戦してきた。
ONERUMの取り組みのひとつである「Single Island Series(シングルアイランドシリーズ)」は、離島8島でつくられている黒糖を使用。各島の風土や生産方法の違いから生まれる黒糖の個性を引き出したラムを開発している。
シリーズ第6弾の「TARAMA ISLAND RUM」(500ml、3630円・税込)は、石垣島と宮古島の中心に位置する「多良間島」の黒糖をふんだんに使った贅沢なラムで、島の魅力をラベルデザインで表現した。
蒸溜廃液(ダンダー)を発酵工程に再利用するダンダー仕込みを改良し、実施した世界的にも珍しいラムで、このサスティナブルな製法により、フルーティーな香味が醸し出された。その香りからは、バナナや桃、ライチなどの圧倒的なフルーツ香や、ヨーグルト、焼き菓子の様な甘香ばしさが感じられ、豊かな香りに包まれる。シンプルにストレートやロック、ソーダ割やトニック割でもおいしい。また、代表的なラムカクテルのダイキリでは、甘味と酸味が心地よく、フルーティーな香味が際立ち、ほのかに搾りたてのさとうきびジュースの様なニュアンスも、感じられる。
8つの島の「沖縄黒糖」(出典:沖縄県黒砂糖協同組合)
◎ONERUM PROJECT
瑞穂酒造は2020年11月、先人たちが受け継いできた伝統的素材のさとうきびを主原料とした「ラム」をつくるプロジェクトチーム「ONERUM」を始動。生産農家、大学、研究機関、酒類の従事者が一丸となり、ラムの開発をはじめ、さとうきびの品種や産地、製糖方法、そしてラムの新たな楽しみ方などを探究している。
沖縄の偉人である儀間真常氏の功績により広まったといわれ、400年の歴史を誇る沖縄のさとうきびは、沖縄の各所で作られている。また、さとうきびから黒糖をつくる製糖工場が、沖縄県では離島8島(粟国島、伊江島、伊平屋島、西表島、小浜島、多良間島、波照間島、与那国島)にある。
同プロジェクトでは、さとうきびと、これら離島8島の風土や生産方法の違いから生まれる黒糖の、2つの原料に着目し、シングルアイランドシリーズ、ブレンデッドアイランズシリーズ、ワンアイランドシリーズの、3種のシリーズを展開。特にワンアイランドシリーズでは、自社ファームでさとうきびを栽培し、品種から研究しラムに適したさとうきびを探索している。
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