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三重県御浜町を持続可能なみかん産地へ 積水ハウスなど5者が連携協定締結2022年11月29日

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積水ハウス、三重県御浜町、クラダシ、パーク七里御浜、(一社)ツーリズムみはまの5者は11月28日、「御浜町における食品ロス削減及び特産品のPRに向けた連携協定」を締結した。積水ハウスとマリオット・インターナショナルが推進する地方創生事業「Trip Base 道の駅プロジェクト」の地域活動の取り組み。フードロス削減に対する消費者の意識の向上に加え、担い手不足による未収穫産品の解消や不揃い、傷があるなどの規格外果実の加工によるフードロスの削減、一次産業における消費行動への変容を促し、御浜町の特産品PRと地域活性化をめざす。

積水ハウス、三重県御浜町、クラダシ、パーク七里御浜、ツーリズムみはまが地方創生にむけて連携協定を締結積水ハウス、三重県御浜町、クラダシ、パーク七里御浜、ツーリズムみはまが地方創生にむけて連携協定を締結

「年中みかんのとれるまち」をキャッチコピーに掲げる御浜町は、温暖な気候に恵まれ、年間を通して様々な品種のみかんを栽培。同町は町をあげてみかん栽培に取り組んできたが、近年は高齢化や後継者の減少による担い手不足や、それに伴う遊休農地や耕作放棄地の増加、農地の集積の停滞、獣害の増加などによるみかん生産量の減少が課題となり、みかん産地としての将来が危惧されている。

令和3年度から10年間におけるまちづくりの総合的な指針となる町の最上位計画「第6次御浜町総合計画」では、重点プロジェクトとして「暮らしの活力を生み出す『地域経済の活性化』プロジェクト」を掲げ、「みかん産地の再生」と「地域産業の活性化と地域内経済循環の促進」に取り組む。

クラダシは、フードロスや地方創生に興味のある学生が日本全国の人手不足で悩む地域・農家を訪れ、収穫支援や現地での交流を行う社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」を2019年から実施。参加学生の旅費や滞在費、食費などをすべて、クラダシが自ら社会貢献活動を行うために設立したクラダシ基金から拠出している。

また、積水ハウスは、「未知なるニッポンをクエストしよう」をコンセプトに、道の駅と隣接するホテルを拠点として、「地域の知られざる魅力を渡り歩く旅」を提案。地域や自治体、パートナー企業とともに、観光を起点に地域経済の活性化を目指す地方創生事業「Trip Base 道の駅プロジェクト」を展開している。

5者連携について5者連携について

5者は協定締結により、御浜町における社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」を実施。道の駅パーク七里御浜に隣接する「フェアフィールド・バイ・マリオット・三重御浜」を学生の宿泊場所として利用し、学生は担い手不足により未収穫となってしまう可能性のあるみかんの収穫を支援する。また、学生が収穫したみかんを、道の駅パーク七里御浜内のジュース工場でみかんジュースに加工し、クラダシチャレンジ期間中には学生と役場職員の意見交換会も実施する予定。さらに、「クラダシチャレンジ」で収穫したみかんを原料とした商品の販売に取り組む。

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