「世界土壌デー」に絵本「つちのなかに」発売 石坂オーガニックファーム2022年12月5日
石坂産業(埼玉県三芳町)の関連農業法人で石坂オーガニックファーム」は「世界土壌デー」の12月5日、"土"にこだわった新しい価値を生み出す活動の一環として、初出版となる絵本「つちのなかに」(1500円・税別)をリリース。石坂オーガニックファームのウェブサイトも全面的にリニューアルした。
絵本「つちのなかに」
12月5日は国際連合食糧農業機関(FAO)が制定した「世界土壌デー(World Soil Day)」。石坂オーガニックファームは、健康な土壌の重要性や土壌資源の持続的管理を提唱するこの国際デーに参加し、土を通した環境教育ワークショップを提供するなど、体験を通して地球の環境を学ぶ、土をテーマとした環境教育に取り組んでいる。
土にこだわったオーガニック固定種野菜を栽培する石坂オーガニックファームを運営する石坂産業は、あらゆる廃棄物の資源循環をめざしている。初出版の絵本「つちのなかに」は、生活から出た廃棄物が埋め立てられた土壌への負荷が高まっていることを目のあたりにしてきた同社だからこそ伝えられる「土の教科書」となった。
食べ物の95%が土に由来していると言われるほど、土壌は人間にとって必要不可欠な存在。近年、豊かな生活に必要とされている物の多くは、化学物質を含む複合的な材料で作られ、廃棄物として埋め立てられることで土壌への負荷が大きくなり、生態系のバランスを崩し循環の妨げとなっている。
同書では、人間が土から享受しているものは何か、生活循環を活かした土の回復こそ人の健康へと繋がることを伝えるため、専門家やクリエイターチームと同社の社員が約1年かけて制作。絵本として楽しめるだけでなく、より詳しく土のことやバクテリアの働きについての解説しており、子どもが大きくなるに連れ楽しみ方も広がる。また、大人にとっても土の奥深さを感じられる内容で、海外でも楽しめるよう英語翻訳にも対応した。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(139)-改正食料・農業・農村基本法(25)-2025年4月26日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(56)【防除学習帖】第295回2025年4月26日
-
農薬の正しい使い方(29)【今さら聞けない営農情報】第295回2025年4月26日
-
1人当たり精米消費、3月は微減 家庭内消費堅調も「中食」減少 米穀機構2025年4月25日
-
【JA人事】JAサロマ(北海道)櫛部文治組合長を再任(4月18日)2025年4月25日
-
静岡県菊川市でビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の落成式開く 里山再生で希少動植物の"待避地"へ クミアイ化学工業2025年4月25日
-
25年産コシヒカリ 概算金で最低保証「2.2万円」 JA福井県2025年4月25日
-
(432)認証制度のとらえ方【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月25日
-
【'25新組合長に聞く】JA新ひたち野(茨城) 矢口博之氏(4/19就任) 「小美玉の恵み」ブランドに2025年4月25日
-
水稲栽培で鶏ふん堆肥を有効活用 4年前を迎えた広島大学との共同研究 JA全農ひろしま2025年4月25日
-
長野県産食材にこだわった焼肉店「和牛焼肉信州そだち」新規オープン JA全農2025年4月25日
-
【JA人事】JA中札内村(北海道)島次良己組合長を再任(4月10日)2025年4月25日
-
【JA人事】JA摩周湖(北海道)川口覚組合長を再任(4月24日)2025年4月25日
-
第41回「JA共済マルシェ」を開催 全国各地の旬の農産物・加工品が大集合、「農福連携」応援も JA共済連2025年4月25日
-
【JA人事】JAようてい(北海道)金子辰四郎組合長を新任(4月11日)2025年4月25日
-
宇城市の子どもたちへ地元農産物を贈呈 JA熊本うき園芸部会が学校給食に提供2025年4月25日
-
静岡の茶産業拡大へ 抹茶栽培農地における営農型太陽光発電所を共同開発 JA三井リース2025年4月25日
-
静岡・三島で町ぐるみの「きのこマルシェ」長谷川きのこ園で開催 JAふじ伊豆2025年4月25日
-
システム障害が暫定復旧 農林中金2025年4月25日
-
神奈川県のスタートアップAgnaviへ出資 AgVenture Lab2025年4月25日