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農産物の地域循環 鉄工所が開発したジェラート「MOTTAI」福島市ふるさと納税に登場 2022年12月14日

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福島市観光コンベンション協会は、今年度の福島市ふるさと納税の返礼品として、12月から申し込み受付を始めた、規格外の果物や野菜を活用したソルベ・ジェラート「MOTTAI(モッタイ)」を紹介している。

フードロス削減プロジェクトから生まれた「MOTTAI」ソルベ・ジェラート6種セットフードロス削減プロジェクトから生まれた「MOTTAI」ソルベ・ジェラート6種セット

「MOTTAI」シリーズのソルベとジェラートは、福島市と伊達市の農場で通常は廃棄されてしまう果物や野菜が原料。色づきが悪かったり、形がいびつだったり、大きめの傷があるなどで、市場に出回らない規格外の果物や野菜などを美味しいソルベやジェラートに生まれ変わらせている。

3種の桃ソルベには、ピューレ状にした果肉が原材料の50%以上、「完熟桃ソルベ」では55%含まれており、配合を変えながら試作を重ね、本来の果実味をしっかりと味わえる50~55%に落ち着いた。この高配合比率でソルベやジェラートを製造・販売している会社は全国でも珍しく、桃本来のおいしさを存分に味わえる。また、アップルシナモンジェラート以外の商品には添加物が一切入っていないのもポイントで、子どもにも安心して食べさせられる。

「MOTTAI」シリーズは、福島市内で50年以上の歴史を持つ鋳物加工業者の野田鉄工が開発。同社は、ハウスクリーニングやカークリーニング事業など時代の変化に合わせた事業を展開しており、ジェラート事業部は2018年に開設。同社の阿部典生社長が、毎年秋口に果樹や野菜農家で大量に廃棄される農産物の現状を知ったことに始まり、「美味しく食べられるのに捨てるなんてもったいない。どうにか活用できないか」と、同じ志を持つ3社に呼びかけ、フードロス削減のための「MOTTAIプロジェクト」が発足した。

「MOTTAIプロジェクト」を取りまとまる野田鉄工の阿部社長(右)と同社営業部で調理師免許を持つ柳成太さん「MOTTAIプロジェクト」を取りまとまる野田鉄工の阿部社長(右)と同社営業部で調理師免許を持つ柳成太さん

ジェラート作りにおいて、4社はそれぞれが得意とする業務を分担。伊達市で農産物直売所を運営する「NPO法人絆だて」が生産農家から廃棄する農産物を買い取り、急速冷凍で高い技術を持つ「株式会社ももがある」が、農産物を急速冷凍。また、「野田鉄工」で調理師免許を持つスタッフがソルベやジェラートを開発・加工し、「福島学院大学」情報ビジネス学科がブランドコンセプトを考案した。

原材料は元々廃棄するものを安く仕入れ、生産農家にも収入が入る。また、消費者は、福島の果物を使った美味しいジェラートが楽しめ、プロジェクトに関わるすべてのプレイヤーに利益が生まれ、地域循環できる仕組みとなっている。

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