「第26回ボランティア・スピリット・アワード 全国賞」青森県立五所川原農林高校6次産業研究室が受賞2022年12月20日
ボランティア活動に取り組む青少年を称える「Prudential Emerging Visionaries 第26回 ボランティア・スピリット・アワード」の全国賞を、青森県立五所川原農林高等学校6次産業研究室が受賞した。
青森県立五所川原農林高等学校6次産業研究室
青森県立五所川原農林高等学校6次産業研究室は、津軽地域の子どもの貧困問題を解決するため、青森リンゴをフル活用した農業高校フードバンクを運営している。主な活動は3つあり、①授業で必ず生まれる規格外リンゴを子ども食堂運営団体に寄贈、②子ども食堂とコラボした子ども向け農業体験の実施、③農業の6次産業化(生産×加工×販売)を実践して商品を開発・販売し、売上の一部で地域農家から規格外野菜を購入して子ども食堂に寄贈している。
今回の取り組みは、フードロス問題解決のため、処分される食品の外部提供だけでなく、フードバンクの企画運営のほか、廃棄リンゴの加工食品商品への6次産業化を進めている点が評価された。子ども食堂の運営者、弘前大学大学院、青森県農林水産部や五所川原市福祉部、市の社会福祉協議会など団体、農産加工会社などに相談し、本当に必要とされる支援を知り、問題解決に寄与している点も評価された。
同アワードは、「未来を描くチカラ」をキャッチフレーズとして、"誰かのために何かを変える"ことを目指し自ら行動を起こしている中学生・高校生を応援するプログラム。社会課題に気づき、それを自身の課題と捉え、挑戦と克服を繰り返しながら成長する中学生・高校生に感謝と称える。
米国プルデンシャル・ファイナンシャルが1995年からアメリカで実施しているプログラムで、日本では1997年にスタート。26回目となる今回は、全国から活動人数11740人(内訳:個人応募 71人、グループ応募 1万1669人)の中高生からボランティア活動内容を綴った355通の応募が寄せられ、厳正な審査の結果、ブロック賞30組、コミュニティ賞150組が10月6日に選出された。全国表彰式では、ブロック賞受賞者のボランティア活動が称えられるとともに、ブロック賞受賞者の中から文部科学大臣賞2組、全国賞8組、米国ボランティア親善大使2人が選ばれた。
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