「子どもの貧困支援」「生活困窮者支援」に取り組む生協は9割以上 日本生協連2023年1月13日
日本生活協同組合連合会は、「子どもの貧困支援」「生活困窮者支援」に関する各地の生協の取り組みについて、1月15日の「フードドライブの日」を前に、2021年度の活動状況を取りまとめた。
子どもの貧困問題を子どもだけではなく社会の問題として捉え、地域の諸団体とも連携して取り組む生協が増えている。日本生協連では、「生活困窮者支援」も「子どもの貧困支援」と連動していることを踏まえ、今回(2021年度活動分)から各生協への聞き取り範囲に「生活困窮者支援」を含め、取り組み事例を共有している。
今回の調査で支援に取り組んでいると回答した生協は61生協(回答生協数は66)。具体的な取り組み(複数回答あり)では 「フードドライブ」(47生協)、「フードバンク」(48生協)、「子ども食堂・多世代食堂」(42生協)、 「学習支援」(26生協)などがあった。
フードドライブ・フードバンクのニーズは高まっており、特に宅配センターでの実施箇所数が223件(2018年度比2.53倍)で増加傾向にある。前回調査結果を発表した2018年から比較するといずれも全体数が増えた。
この結果から2020年、2021年と新型コロナウイルス感染拡大の影響で全国的に相談件数が増え、生活困窮が広がっていることが読み取れる。さらに、昨今の深刻な物価高の影響で困窮した家庭からは、フードパントリー(食品支援が必要な時に、誰でも食品が受け取れる場所)などのニーズが高まり、今後さらに支援が必要な家庭が増えることが懸念される。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(139)-改正食料・農業・農村基本法(25)-2025年4月26日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(56)【防除学習帖】第295回2025年4月26日
-
農薬の正しい使い方(29)【今さら聞けない営農情報】第295回2025年4月26日
-
1人当たり精米消費、3月は微減 家庭内消費堅調も「中食」減少 米穀機構2025年4月25日
-
【JA人事】JAサロマ(北海道)櫛部文治組合長を再任(4月18日)2025年4月25日
-
静岡県菊川市でビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の落成式開く 里山再生で希少動植物の"待避地"へ クミアイ化学工業2025年4月25日
-
25年産コシヒカリ 概算金で最低保証「2.2万円」 JA福井県2025年4月25日
-
(432)認証制度のとらえ方【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月25日
-
【'25新組合長に聞く】JA新ひたち野(茨城) 矢口博之氏(4/19就任) 「小美玉の恵み」ブランドに2025年4月25日
-
水稲栽培で鶏ふん堆肥を有効活用 4年前を迎えた広島大学との共同研究 JA全農ひろしま2025年4月25日
-
長野県産食材にこだわった焼肉店「和牛焼肉信州そだち」新規オープン JA全農2025年4月25日
-
【JA人事】JA中札内村(北海道)島次良己組合長を再任(4月10日)2025年4月25日
-
【JA人事】JA摩周湖(北海道)川口覚組合長を再任(4月24日)2025年4月25日
-
第41回「JA共済マルシェ」を開催 全国各地の旬の農産物・加工品が大集合、「農福連携」応援も JA共済連2025年4月25日
-
【JA人事】JAようてい(北海道)金子辰四郎組合長を新任(4月11日)2025年4月25日
-
宇城市の子どもたちへ地元農産物を贈呈 JA熊本うき園芸部会が学校給食に提供2025年4月25日
-
静岡の茶産業拡大へ 抹茶栽培農地における営農型太陽光発電所を共同開発 JA三井リース2025年4月25日
-
静岡・三島で町ぐるみの「きのこマルシェ」長谷川きのこ園で開催 JAふじ伊豆2025年4月25日
-
システム障害が暫定復旧 農林中金2025年4月25日
-
神奈川県のスタートアップAgnaviへ出資 AgVenture Lab2025年4月25日