エシカル消費対応商品 2022年度供給高は前年比106.5% 日本生協連2023年1月20日
日本生協連は1月19日、全国生協の事業概況と今後の活動方針について発表。取り組みを強化しているエシカル消費について、2022年度のコープ商品のエシカル消費対応商品の供給金額(売上高)は前年比106.5%の2169億円(推計)となった。
商品の大幅値上げが家計に影響を及ぼす中、全国の生協では「組合員の生活」を支えるため、コープ商品の「利用しやすい価格」と「品質」をあらためて紹介するとともに、組合員のくらしに最大限役立つことを目指す「くらし応援全国キャンペーン」を実施している。全国の生協店舗では、売り場でPOPやのぼりを配置し、統一ロゴを活用。キャンペーンは地域によって違いはあるが、豆腐・ちくわ・納豆・牛乳などの日配品が好調で、業態別では店舗の実績が良い。
日本生協連は、持続可能な生産と消費のために、エシカル消費対応商品の開発や認知向上に取り組んでいる。全国の生協でも、エシカル消費対応商品に関するキャンペーンの実施や、組合員への学習活動・イベントを通じて、エシカル消費や持続可能な社会に関する理解を促進。その結果、2022年度のコープ商品のエシカル消費対応商品の供給金額(売上高)は前年比106.5%となる推計2169億円となった。
既存商品の容器包装問題への対応が進み、エコマーク認定商品(前年比185%)とFSC認証商品(前年比119%)の供給金額が伸びているほか、ふっくらしらす干しのMEL認証化で大きく伸長している。
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