科学技術振興機構社会技術研究開発センター支援のプロジェクトが連携セミナーを開催 東京大学大学院2023年1月23日
東京大学大学院農学生命科学研究科は、科学技術振興機構社会技術研究開発センター(JST RISTEX)からの支援を受ける2つのプロジェクトが、プロジェクト間連携セミナーをオンラインで開催すると発表した。
農村の風景
2つのプロジェクトの正式名称は、「農林業生産と環境保全を両立する政策の推進に向けた合意形成手法の開発と実践」(東京大学大学院農学生命科学研究科・森林科学専攻所属の香坂玲教授が代表)、「木質バイオマス熱エネルギーと地域通貨の活用による環境循環と社会共生に向けた政策提案」(島根県立大学地域政策学の豊田知世准教授が代表)。
近年、農林業分野における環境保全と成長戦略といった経済と生産活動の両立が求められている。両プロジェクトは、共に住民の意向の把握、反映を含む科学的エビデンスを活用した地域資源利用・保全の推進に向けて、科学に基づいた地域の土地利用方針や森林バイオマス利用によるエネルギーシステムの構築・提案をそれぞれに目的として、香坂教授が令和2年から、豊田准教授が令和3年から活動をしている。
地上に設置された太陽光パネル
JST RISTEX 科学技術イノベーション政策のための科学研究開発のプログラム全体では、各プロジェクトの枠組として、科学と政策の戦略的共進化が謳われている。エビデンスに基づく政策立案(EBPM)が支柱となるが、一方でエビデンスの解釈は、研究者、行政、地域住民など立場や属性によって多様であり、このような可能性と課題を深める必要がある。
そこで同セミナーでは、農林業に焦点をあて、同プログラムを構成する二つのプロジェクトの経験を踏まえつつ、各プロジェクトの課題や方法論を含めた知見、データを共有することによる相乗効果を発揮することを目的として開催する。セミナーの詳細は下記の通り。
1.開催日時
2023年1月27日 10:00~12:00
※オンライン開催
2.開催場所
WEB開催(ZOOM Webinar)
3.参加について
参加費は無料。事前登録制。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(103) -みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(13)-2024年7月20日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(19)【防除学習帖】 第258回2024年7月20日
-
土壌診断の基礎知識(29)【今さら聞けない営農情報】第259回2024年7月20日
-
コメの先物取引は間違い【原田 康・目明き千人】2024年7月20日
-
(393)2100年の世界【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年7月19日
-
【'24新組合長に聞く】JA鹿児島きもつき(鹿児島) 中野正治組合長 「10年ビジョン」へ挑戦(5/30就任)2024年7月19日
-
冷蔵庫が故障で反省【消費者の目・花ちゃん】2024年7月19日
-
農業用ドローン「Nile-JZ」背の高いとうもろこしへの防除も可能に ナイルワークス2024年7月19日
-
全国道の駅グランプリ2024 1位は宮城県「あ・ら・伊達な道の駅」が獲得 じゃらん2024年7月19日
-
泉大津市と旭川市が農業連携 全国初「オーガニックビレッジ宣言」2024年7月19日
-
生産者と施工会社をつなぐプラットフォーム「MEGADERU」リリース タカミヤ2024年7月19日
-
水稲の葉が対象のDNA検査 期間限定特別価格で提供 ビジョンバイオ2024年7月19日
-
肩掛けせず押すだけで草刈り「キャリー式草刈機」販売開始 工進2024年7月19日
-
サラダクラブ三原工場 太陽光パネルの稼働を開始2024年7月19日
-
「産直アウル」旬の桃特集 生産者が丹精込めて育てた桃が勢揃い2024年7月19日
-
「国産ももフェア」直営飲食7店舗で25日から開催 JA全農2024年7月19日
-
「くまもと夏野菜フェア」熊本・博多の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年7月19日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(1)地域住民とともに資源循環 生ごみで発電、液肥化2024年7月18日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(2)大坪康志組合長に聞く 「農業元気に」モットー2024年7月18日
-
【注意報】野菜・花き類にオオタバコガ 栽培地域全域で多発のおそれ 既に食害被害の作物も 群馬県2024年7月18日