植物由来タンパクにおけるパイオニア企業Roquette社と資本業務提携 DAIZ2023年1月25日
発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・製造するスタートアップのDAIZ株式会社は、植物性由来原料の世界的リーディングカンパニーである仏Roquette社と資本業務提携を締結。共同研究による植物由来原料の更なる価値向上や、DAIZの植物肉原料「ミラクルミート」の海外での生産体制の構築と肉・魚・乳代替などの植物性食品(プラントベースフード)の海外供給を視野に入れ、長期的な協業を深める。
Roquetteは、植物性タンパクのパイオニア、かつ医薬品賦形剤のトップメーカー。現在100か国以上で事業を展開し、売上高は39億ユーロ(約5500億円)に達している。新しい植物由来原料を開発する世界最高の専門家たちが結集したRoquetteは、欧州とカナダの二大陸でエンドウタンパク工場を有する世界的リーダーかつ唯一の企業として、世界で拡大する植物性タンパクの需要に応える独自の地位を築いている。
一方、熊本発のフードテックベンチャーであるDAIZは、独自の発芽手法「落合式ハイプレッシャー法」をコア技術とし、環境負荷の小さい次世代植物肉「ミラクルミート」を生み出した。2021年5月に米国・ボストンに子会社・DAIZ USA Inc.を設立し海外展開の一歩を踏み出した後、2022年春にはタイへ「ミラクルミート」を輸出し、現地企業による商品化・販売が開始されるなど、国内市場のみならず海外市場へ進出を加速させている。
Roquetteとの資本業務提携により、DAIZの植物肉原料「ミラクルミート」の海外展開を加速させる。具体的には、エンドウタンパク及びその他植物由来原料の安定供給や共同研究による「ミラクルミート」の価値向上を図る。同時に、DAIZの技術ライセンスに基づく生産体制の構築や肉・魚・乳代替などの植物性食品(プラントベースフード)の2023年中の市場投入を視野に、長期的な協業関係を模索する。
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