ENEOSと「生物多様性に配慮した森づくり」共同実証を開始 GREEN FORESTERS2023年1月25日
ENEOSホールディングスとGREEN FORESTERSは、生物多様性に配慮した森づくりに関する共同研究契約を締結。森林を自ら取得・維持管理し、カーボンオフセットと生物多様性保全推進を目指す。
共同実証の概要
日本では、長期的な木材価格の下落と低迷、植林・育林を行う人材不足等により放置林や造林未済地が発生。温室効果ガス吸収源や生物多様性保全など森林が持つ多面的機能への期待が高まる中、森林の十分な管理・活用が行われていないことが課題となっている。
ENEOSグループは、長期ビジョンにおいて「低炭素・循環型社会への貢献」を掲げ、革新的事業を通じたこれまでにない価値を創造するサービスの構築を目指している。その一環として、森林に関するプロジェクトにも参画し、主に森林経営活動によるカーボンクレジット創出を推進してきた。
GREEN FORESTERSは、「青葉組」を展開し、自ら植林・育林を行い、造林未済地を買い取って生物多様性に配慮した森林に再生していく取り組みを行っている。
GREEN FORESTERSによる造林未済地の再植林の様子
両社は、同契約を締結し、森林取得、再造林、温室効果ガス吸収量の拡大等を行っていく体制構築を目的に、森づくりに関する共同実証を実施。今後、北関東・甲信越地域を中心に造林未済地などを買い取り、多様な樹種を用いた森づくりの実証を行う中で、放置されている造林未済地の再生スキームの確立を目指す。また、同実証を通じて、低炭素・循環型社会への貢献、日本の森林環境保全を加速させる。
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