外食・中食で代替肉は前年同期比35%増 最新外食・中食レポート2023年1月25日
外食・中食市場情報サービス『CREST』を提供するエヌピーディー・ジャパンは1月23日、外食・中食市場における代替肉分析レポートを公表。代替肉の食機会数は2022年1~11月計で前年同期比35%増で、代替肉の喫食者は15~29歳の若年層の比率が最も高く、食機会数構成比で37%を占めた。
図表1
2022年1~11月に代替肉が食べられた食機会数の前年同期比(図表1)をみると、外食・中食全体で35%増。代替肉を使った料理を食べていない食機会数は同4%増で、代替肉が市場全体と比べ大きく成長していることが分かる。業態別にみると、クイックサービスレストランで同58%増、フルサービスレストランで同55%増。小売りと比べレストランでの成長が大きい。
図表2
2022年1~11月の食機会数の年代構成比をみると(図表2)、代替肉を使った料理を含む食機会では、15~29歳の若年層の構成比が最も高く、37%を占めた。代替肉を使った料理を食べていない食機会では、同年代の構成比は20%と、17ポイントの差があった。
エヌピーディー・ジャパン フードサービス アカウントマネージャーの石川麗氏は「喫食されているメニューをみると、これまでにない斬新なメニューというより、今まで食べなれたハンバーガーや丼物が上位にきており、肉の具材変化で代替肉を試していると考えられる。飲食店にとっては、代替肉を使った新メニューを開発するよりも、既存メニューの具材の選択肢を増やすなど気軽にお試しができる抵抗感を薄くした商品の打ち出しが必要となる」としている。
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