瀬戸内研究シンポジウム「定着型産業の育成と地域社会の持続性の課題-農業を事例として」動画を公開 岡山大学2023年1月31日
岡山大学の文明動態学研究所(RIDC)は、1月18日に開かれた第2回瀬戸内研究シンポジウム 「定着型産業の育成と地域社会の持続性の課題-農業を事例として」の動画をRIDC公式YouTubeチャンネルで公開した。
グローバル化の進展により地域社会は、国境を越えて他の地域社会と直接・間接につながることが容易になり、人、モノ、カネ、情報およびそれを使う企業の空間的移動性が極めて高くなった。一方、社会の機能が流出し、停滞・衰退する地域が増加。加えて現在の日本の少子高齢化が、地域社会消滅の危険性を高めている。
移動型産業の生産拠点=大規模工場等を誘致することは即効性があるが、同時にいつでも他の地域に移動するリスクを抱えている。それに対して移動しにくい地元の定着型産業を育成・強化し、それを地域社会再生の起点とすることが課題解決へのアプローチの一つと考えられる。
今回のシンポジウムには講師として、岡山大学 グローバル人材育成院 准教授の駄田井久氏が、「農業を活用した地域活性化の可能性-交流人口の増加に向けて-」と題して講演。また、岡山大学 環境生命科学学域 准教授の本田恭子氏が「企業との連携によるコミュニティ・エネルギーの形成-鳥取県内の小水力発電を事例に-」と題して講演を行なった。動画では、「定着型産業の育成と地域社会の持続性の課題-農業を事例として」をテーマに、定着型産業として農業を選び、また地域社会として農村社会を対象として、定着型産業の育成と地域社会の持続性の課題について、農業従事者、地方自治体職員ら参加メンバーとの議論を公開している。
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