SECAI MARCHEへ出資 日本産農水産物をマレーシアへ輸出拡大 アグリビジネス投資育成2023年1月31日
アグリビジネス投資育成株式会社は1月31日、「誰もが主役になれる世界を創造する」をミッションに、マレーシアで農水産物の産直プラットフォームを構築する食品卸の株式会社SECAIMARCHEに出資したことを発表した。
SECAI MARCHEは、生鮮食品のコールドチェーンが整備途上のマレーシアで、自社のコールドチェーン物流、EC 受発注システム等の整備により、生産者と消費者をダイレクトに繋ぐ産直プラットフォームを構築し、日本の高品質な農水産物のマレーシア向け輸出に取り組んでいる。
これまで日本の生産者がマレーシアへの輸出を目指す場合、生産者側でのノウハウ不足、言語の壁、マレーシア現地でのコールドチェーン未整備による品質劣化等の課題があったが、同社はこうした課題を、発注から輸出、現地での検品・梱包、配送、決済までの一連のプロセスをカバーするフルフィルメントサービスを提供することで解決。自力での輸出が困難な生産者に、海外市場へ挑戦できる機会を提供している。また、同社の産直プラットフォームでは、マレーシア国内で生産される生鮮品も合わせて取り扱うことで、現地生産者や現地HORECA 顧客より高い評価を得ている。
マレーシアでは経済発展に伴い、高品質な生鮮品の需要が拡大しているが、これらの需要に応える同社の取組は、マレーシアにおける日本産生鮮品、日本食文化の普及にも貢献している。
同社は、今回の調達資金により、更なる事業拡大に向けた現地営業体制整備、プラットフォームの機能強化、国内外仕入網の拡充等に充てる。また、シンガポールを始めとした東南アジア各国にも進出することで日本産農水産物の新たな市場を開拓し、日本政府が掲げる農林水産物・食品の輸出額目標(2030 年までに5 兆円)達成の牽引役として事業拡大を進める。
アグリビジネス投資育成株式会社は、農業法人の財務、経営、事業を支援するため、600社を超える出資とその後の育成事業を行っている。2022年2月に拡大改正された「農林漁業法人等に対する投資の円滑化に関する特別措置法」に基づき、投資対象とする事業領域を漁業・林業法人、国内外の「食のバリューチェーン」に参加する広範な企業まで拡大。今回の出資は改正投資円滑化法の適用案件で、輸出促進関連企業への投資となる。
重要な記事
最新の記事
-
ある「老人」のこの春【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第324回2025年1月16日
-
市場価格は「ないと高いがあると安い」【花づくりの現場から 宇田明】第51回2025年1月16日
-
栃木県産いちご「とちあいか」試食イベント 東京スカイツリータウンで開催 JA全農とちぎ2025年1月16日
-
「冬土用未の日フェア」直営飲食店舗で17日から開催 JA全農2025年1月16日
-
ロングセラー精米機「ミルモア」新モデル発売 サタケ― 精米品質・生産性・操作性を追求した新モデル発売 ―2025年1月16日
-
謎解きしないと食べられない 岡山県産いちご「晴苺」フェア開催 岡山県2025年1月16日
-
東邦ガス 根域制限栽培によるシャインマスカット生産を支援 日本農業2025年1月16日
-
地域活性化農業・観光・教育 新たな発電所づくりへ クラファン開始 生活クラブ2025年1月16日
-
新センター「宗像支部」20日から本格営業開始 グリーンコープ共同体2025年1月16日
-
食と漁業の講演会「食品ロス削減のススメ」開催 生活クラブ都市生活2025年1月16日
-
季節限定「春のフルーツこれ一本 白桃&さくらんぼブレンド」新発売 カゴメ2025年1月16日
-
機能性表示食品 JOYL「AJINOMOTO サララこめ油」新発売 J-オイルミルズ2025年1月16日
-
希少品種「あまりん」も登場 JR大宮駅「エキュート」で「埼玉いちごいちえ」開催2025年1月16日
-
園芸通販120周年 ネット通販サイトをリニューアル タキイ種苗2025年1月16日
-
レア・ベジタブル「わさび葉」販売 ネットショップ「山葵人商店」開店 NEXTAGE2025年1月16日
-
タイとインドネシアの新ラインで生産開始 マヨネーズやドレッシング増産へ キユーピー2025年1月16日
-
「冬土用未の日」熊本県産トマト使用「新とびきり」限定発売 モスバーガー2025年1月16日
-
「畜産業界における2024年問題の振り返り」ウェビナー開催 YEデジタル2025年1月16日
-
キャベツの高値いつまで 出荷増えるが小玉多く 産地のJA、農家の声2025年1月15日
-
深刻な「米」問題【小松泰信・地方の眼力】2025年1月15日