小学5年生が考えた「白米の残食ゼロ」献立「おおさか学校給食献立コンテスト」で優秀賞2023年2月8日
葉隠勇進が給食を提供する大阪府堺市の小学校の5年生が考えた「白米の残食ゼロ」献立が、大阪府学校給食協会が主催する「令和4年度おおさか学校給食献立コンテスト」で優秀賞を受賞した。
受賞した小学5年生の皆さんと、葉隠勇進調理員の角野さん(右)杉井さん
「おおさか学校給食コンテスト」は、食への意識と学校給食への関心を高め、家庭や地域社会でも食生活向上や健康増進につなげ、食育推進を図ることを目的に開催。令和4年度は「こんな給食が食べたいなあ!『おいしくたべよう!特産物や地場産物や海産物』」をテーマに、大阪府内の小学校と支援学校小学部の5、6年生から2021作品の応募があった。
優秀賞を受賞した児童らは、「白米の残食ゼロを目指したメニュー」をテーマに献立を作成。SDGsについて学ぶ授業で、食品ロスの課題があることを知り、「給食の残食を減らしたい」と考えたことがきっかけだった。献立を考えるにあたり、葉隠勇進の調理員である角野順子さんと杉井晴香さんに、白ご飯の食べ残しを減らすためにはどうしたら良いかを相談。角野さんと杉井さんは、給食調理の中で残食を減らす料理の作り方の工夫や、栄養への考え方などについて児童たちにアドバイスした。
アドバイスを参考に児童らが作った献立のタイトルは「中華のシェフが作る学校給食!」。麻婆茄子や中華風コーンスープ、ナムルという白米と一緒に食べやすいおかずを献立に取り入れながら、玉ねぎやなす、しろな、小松菜、大根の5種類もの大阪産食材を活用した。
優秀賞の受賞を受け、児童らは角野さんと杉井さんに表彰状を見せ、お礼を伝えた。これを聞いた角野さん「これからも食材の切り方など小さな工夫を重ねて、子どもたちが美味しく食べてくれるよう努力したい」と感極まる気持ちになったという。また、杉井さんは「児童たちが調理について興味を持ち、悩みながら献立を考える姿勢が素晴らしかった。協力ができたことを嬉しく思います」と話した。
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