米由来「バイオマスプラスチック」活用 脱炭素社会実現へ連携協定 新潟市2023年2月14日
新潟市は脱炭素社会の実現に向け、米由来のバイオマスプラスチックを製造・販売するバイオマスレジンホールディングス(東京都千代田区) と連携協定を締結する。
連携の基本スキーム
バイオマスレジングループは、米由来のバイオマスプラスチック「ライスレジン」や生分解性プラスチック「ネオリザ」など環境配慮型プラスチックの製造販売をベースに、海洋汚染や地球温暖化、フードロスなど世界規模の社会課題に向き合っている。一方、国内の農業問題や地域活性などの身近な社会課題にも日本各地で展開するグループ会社と連携し、解決に向けて取り組んでいる。
新潟市は、米由来のバイオマスプラスチックを製造・販売する同社と連携し、環境に配慮したプラスチック製品の正しい理解に向けた普及啓発に取り組み、同市のバイオマス資源である「お米」を活用した様々な分野での施策を展開。ゼロカーボンシティの実現に向け、相互に協力する。
<連携事項>
〇市民と協働で実施できる「バイオマスプラスチック」を活用した施策の展開
・日常生活の中で、新潟の資源"お米"を使った製品がCO2削減や石油系プラスチックの抑制につながることやプラスチックごみ削減に向けた住民への啓発(バイオプラ等製ごみ袋、箸・スプーンなどのカトラリー)
〇新潟市のバイオマス資源を活用した資源循環の推進
・市内で生産された資源米、もみ殻などを活用した環境への取組
〇環境教育の推進など、市民・企業へのSDGsの理解促進
・各学校で行われている環境・SDGs教育、プラ製造メーカーとの連携
〇脱炭素実証事業、GX(グリーントランスフォーメーション)の取組拡大
・農地における炭素貯留やカーボンクレジット制度など
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