幻の国産蚕を復刻「Reborn The Silk プロジェクト」開始 日本和装2023年2月15日
受講料無料の着付け教室を展開する日本和装ホールディングスは、創業40周年記念事業の第1弾として、国産の蚕「太平長安」を使った養蚕支援事業「Reborn The Silkプロジェクト」を開始。約1年間にわたって蚕の飼育から製糸、製織、染色等を経て反物を作り、きものに仕立てる。
生糸は日本の伝統文化であるきものや帯に欠かせない原材料で、養蚕は明治時代の文明開化を大きく推進させた。同社は、大切な伝統技術や文化の継承と、国内の養蚕業を支援する一助として「Reborn The Silkプロジェクト」を立ち上げ、5月から本格始動する。
蚕糸科学技術研究所で冷凍保存されていた品種「太平長安」の4万頭の蚕の卵を孵化させることに始まり、蚕がやがて繭になって生糸を作り出し、どんなきものに仕立て上がるのか、プロジェクトの進行にともない定期的に伝えていく。なお、同社は、このプロジェクトの参画企業を募集している。
◎「Reborn The Silk プロジェクト」スケジュール(予定)
5月:冷凍保存されていた4万頭の蚕の卵を孵化
6月:長野県の養蚕農家で養蚕開始
7月:日本で唯一「手挽き」を行う長野県の宮坂製糸所で生糸作り
8月:生糸を使って京都丹後で白生地を製織
12月:白生地を染めて反物に
2024年2月頃:きものに仕立て上がり
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(138)-改正食料・農業・農村基本法(24)-2025年4月19日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(55)【防除学習帖】第294回2025年4月19日
-
農薬の正しい使い方(28)【今さら聞けない営農情報】第294回2025年4月19日
-
若者たちのスタートアップ農園 "The Circle(ザ・サークル)"【イタリア通信】2025年4月19日
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日
-
森林価値の最大化に貢献 ISFCに加盟 日本製紙2025年4月18日