スギ花粉 1都20県で飛散開始 関東など2月下旬から本格化 ウェザーニューズ2023年2月16日
ウェザーニューズは、花粉観測機「ポールンロボ」の花粉検出個数やユーザーからの花粉症の症状報告から、関東や九州など1都20県が2月14日までに「花粉シーズン」に入ったことを発表した。
2月14日に東京を含む関東全域が「花粉シーズン」に入った。東京都では、昨年よりも3日早い飛散の開始。2月9日に九州の一部が「花粉シーズン」に入った後、徐々に花粉飛散のエリアが拡大し、2月14日までに1都20県で花粉の飛散が始まったとみられる。
2月中旬から3月は高気圧と低気圧が次々と通過し、天気は周期的に変わる見込み。2月後半の気温は平年よりやや低く推移する予想だが、今週末は強い寒気が去って一時的に気温が上がると見られ、西日本や東日本でスギ花粉の飛散エリアがさらに増える可能性がある。北陸では2月下旬に、東北でも3月上旬には広範囲で飛散が始まる予想。
花粉シーズンに入った後、1週間前後で花粉の飛散が本格化。九州の一部ではすでにスギ花粉の飛散ピークを迎えており、近畿や東海、関東でも 2月下旬から、北陸や東北南部では3月上旬から飛散ピークを迎える見込み。
3月後半になるとスギ花粉の飛散は徐々にピークを越えて西日本からヒノキ花粉の飛散が増え、3月下旬から4月中旬にかけて西日本や東日本を中心にヒノキ花粉の飛散ピークを迎える見込み。気温が高めに推移すると予想よりもピークが早まる可能性がある。また、シラカバ花粉が飛散する北海道は、道南・道央ではゴールデンウィーク前後、道北・道東では5月中旬に飛散ピークを迎える予想。
花粉飛散量は北陸や北日本で2022年より少なくなるが、西日本や東海、関東で多くなる予想。西日本では2022年の1.7倍程度で、九州や中国・四国では2倍以上の飛散量になるところもある。一方、2022年に飛散量が多かった北陸や北日本では飛散量が減少し、2022年の半分以下になるところもあるとみられる。
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