和紅茶がパリの国際日本茶コンテストでグランプリ受賞 鹿児島堀口製茶2023年2月17日
鹿児島堀口製茶/和香園の「カクホリ 紅茶べにふうき」が、フランスで開かれた日本茶コンテスト「Japanese Tea Selection Paris 2022」のフリー部門で金賞を受賞。さらにフリー部門出品茶の中から一品のみが選ばれる最高賞「グランプリ」を受賞した。また、「カクホリ 烏龍茶べにふうき」が同じくフリー部門で銀賞を受賞した。
「Japanese Tea Selection Paris」は、世界トップレベルの食が集まるパリで、フランス料理界トップシェフ、フランス茶業界バイヤー等による厳正な審査により行われる国際日本茶コンテスト。フランスのプロフェッショナルや一般消費者に日本茶の魅力を発信し、日本茶市場の拡大を目指すことを目的に開催されている。
1月16日にパリ在仏日本大使公邸で開かれた授賞式で
グランプリを受賞した「カクホリ 紅茶べにふうき」は、紅茶用語で『セカンドフラッシュ』と呼ばれる二番茶を原料とした本格和紅茶。独自の低温萎凋製法により品種「べにふうき」の柔らかな渋みを引き出しながら、芳醇で花のような香りを表現することに成功。セカンドフラッシュの特徴である琥珀色の水色、ウンカの影響で引き出された独特なマスカテルフレーバーを味わえる。
「カクホリ 紅茶」の製造は、肥料設計や農研機構の果樹茶業研究部門などと取り組んできたプロジェクトによって、紅茶製造における萎凋や発酵に関する技術開発を推進してきた。同社で紅茶製造責任者の入来浩幸さんは受賞にあたり、「元々化学農薬に頼らない茶園管理を行ってきたことが功を奏し、ウンカの吸汁による好影響(香気成分の発揚)もあり、高品質な原料を安定供給する体制を構築できた。それが国内外の良い評価につながったと考えている」と話している。
「カクホリ 紅茶べにふうき」
「カクホリ」シリーズは、単一品種、単一圃場の原料(シングルオリジン)を主軸とした新ブランド。品種と製法の組み合わせにより、煎茶、釜炒り茶、烏龍茶、そして紅茶に至るまで、「お茶のすそ野は広く、やわらかく」をコンセプトに現在8種のラインナップを揃えている。
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