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栃木県大田原で「日本版アグリツーリズモ」農家型ホテルを構築開始2023年3月3日

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株式会社大田原ツーリズム(栃木県大田原市)は、大田原市の5軒の農家と連携し、日本版アグリツーリズモの樹立に向けて取り組みを開始。農家が敷地内にある古民家を改修してホテルとして運用することで、個人旅行を受け入れる。欧州で盛んな農家型ホテルの面的な構築により、市場開拓と地域のブランディングを図る。

欧州で盛んな農家型ホテルは、イタリアでアグリツーリズモと呼ばれる。同社は、日本版アグリツーリズモの取り組みをエリア内の5軒の農家が同時期に営業開始する。

国内の農業、農村での観光は、農家民宿や農業体験で、これまで団体旅行を中心に受入れているが、地域の活性化には団体旅行は限りがある。

取り組みでは、農家の敷地内にある母屋や蔵など古民家を使い、内部を改修してホテルとして農家が運営。ファミリー層を中心に、個人旅行で農業体験や農家での宿泊を希望する需要に応える。

これまで国内では、個人旅行の受入れは農家や農村では限定的だったが、アグリツーリズモとして供給することで、新たな農村観光の市場を開拓する。

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