鶏卵業界のケージフリー移行を支援 東海大とパートナーシップ締結 GFP2023年3月8日
グローバルフードパートナーズ(GFP)と東海大学は、日本の鶏卵業界のケージフリーへの移行を支援するためにパートナーシップを締結。ケージフリーシステムによる生産管理に関する学習リソース「ケージフリー生産の基礎」(日本語版)を提供する。
多くの食品企業やホスピタリティ企業が鶏卵のケージフリーへの移行が求められる中、ユニリーバ、ネスレ、マリオットなどの大手企業は、2025年までにアジアでケージフリー卵のみを調達することを宣言。多くの企業がすでに切り替えを始めており、この需要の高まりに備えて生産者はケージフリー卵の生産方法を学ぶ必要がある。
シンガポールを拠点とするコンサルティング企業のグローバルフードパートナーズと、日本有数の畜産研究施設をもつ東海大学は、ケージフリーシステムの生産管理に関する充実した学習リソースを提供するための提携を結んだ。両者は、Eラーニングプラットフォーム「グローバルフードパートナーズ・アカデミー」を通じて、オンラインコース「ケージフリー卵生産の基礎」の日本語版の提供を開始。無料の入門コースと有料の発展コースが含まれる。
グローバルフードパートナーズの科学者チームとオランダのエイリス応用科学大学(AERES)が開発した同コースは、ケージフリー卵生産の基本やロットの健康・管理の改善方法について学ぶことができ、日本の鶏卵生産者、獣医師、学生、その他の業界関係者向けの内容になっている。
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