Happy Qualityと資本業務提携 スマート農業事業に新規参入 明石吉田屋産業2023年3月14日
静岡県西部地域と愛知県東部でエネルギー供給事業を手がける明石吉田屋産業(静岡県浜松市)は、アグリテックによる農業支援と青果卸売業務を展開するHappy Quality(静岡県浜松市)と資本業務提携し、スマート農業事業に新規参入する。
1900年創業の明石吉田屋産業は、時代に合わせて地域社会に必要な商品サービスを展開し、現在は地域のエネルギーの供給を基盤事業として、地域に根差した様々な事業を展開している。かつては繊維産業の一大産地だった浜松では祖業の染料を供給する仕事に始まり、時代やニーズの変化に合わせて石炭、石油と大きく事業を変化させてきた。その中で、農業従事者との取引は欠かせないものだったが、昨今では担い手不足から農業の衰退を目の当たりにし、地域の発展に欠かせない農業と食の安心、安全への思いを強くしている。
高品質・高糖度トマト「Hapitoma」
ハッピークオリティーは、誰もが高品質・高単価なトマトを栽培できるスキームを構築。加えて、このスキームを用いたコンサルティング支援によって、農業における知見がない未経験者も、"稼げる農家"になるための独立支援を手がけている。同社が手がける高品質・高糖度トマト「Hapitoma」は、生鮮食品では日本初の、GABA・リコピンのダブル成分の機能性表示食品。リコピンは通常のトマトの2倍以上、生鮮トマトで初の「ストレス緩和」のヘルスクレーム(健康表示)も認められている。
今回の資本業務提携では、年内に農業生産法人のグループ会社を立ち上げ、浜松エリアおける「Hapitoma」の生産を始め、、段階的に生産規模の拡大を予定している。年間150トンの製品生産、売上規模1億円を目指すほか、規模拡大に応じて浜松エリアにおける選果場を整備、選果能力も増強。法人、個人問わず農業への新規参入や栽培指導、エネルギー供給、省エネ提案等を支援する。
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