物価高、食料危機解決に米を 2023年産「予約登録米」受付開始 パルシステム2023年4月3日
パルシステム連合会は4月3日、2023年産の予約登録米の登録受付を開始。指定の銘柄を収穫から1年間、利用者である組合員へ定期的に届ける仕組みで、物価高や気候変動により米と田んぼの価値が見直される中、家計にも環境にもやさしい米の消費を広く呼びかけ、米産地の持続可能な米生産を支える。
予約登録米
「トキを育むお米」
予約登録米は、田植えの時期に組合員が予約登録した米を4週に1度、定期的に届ける仕組み。ライフスタイルに合わせて重量や配達週を選ぶことで、精米したてのおいしい産直米を食べ続けられる。
注文忘れを防げるだけでなく、天候不順などによる非常事態でも優先的に届ける仕組みとして、利用者から支持されている。2022年産は、同年6月の登録で人数が前年比5%増の20万人、登録点数も2.7%増え29万点となった。
この取り組みは、全国的な冷害で深刻な米不足に陥った1993年の教訓から、1995年に始まり、今年で29年目。2011年の東日本大震災や2020年の新型コロナウイルスの影響で、店舗から米がなくなったときも、予約登録米は途切れずに届けられた。
「トキを育むお米」産地のJAたじま
パルシステムの予約登録米は、有機「コア・フード」とパルシステム独自の「エコ・チャレンジ」基準で栽培された米(北海道産を除く)。化学肥料や化学合成農薬にできるだけ頼らない環境保全型の栽培に取り組んでいる。生物多様性に富む田んぼで育った米を食べ続けることは、地域の環境を守ることにつながる。
また、1年分の購入を予約することは、計画的な米作りを支え、環境保全型農業の応援にもつながり、「作る」「食べる」の双方が安心できる制度として、次の世代の生産者を育てる「あと押し」にもなっている。
2023年産予約登録米銘柄一覧
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】小麦、大麦に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2025年4月22日
-
米の海外依存 「国益なのか、国民全体で考えて」江藤農相 米輸入拡大に反対2025年4月22日
-
【地域を診る】トランプ関税不況から地域を守る途 食と農の循環が肝 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年4月22日
-
JA全中教育部・ミライ共創プロジェクト 子育て、災害、農業のチームが事業構想を発表(1)2025年4月22日
-
JA全中教育部・ミライ共創プロジェクト 子育て、災害、農業のチームが事業構想を発表(2)2025年4月22日
-
米の品薄状況、備蓄米放出などコラムで記述 農業白書2025年4月22日
-
農産品の輸出減で国内値崩れも 自民党が対策提言へ2025年4月22日
-
備蓄米売却要領改正で小売店がストレス解消?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月22日
-
新入職員が選果作業を体験 JA熊本市2025年4月22日
-
JA福岡京築のスイートコーン「京築の恵み」特価で販売中 JAタウン2025年4月22日
-
米の木徳神糧が業績予想修正 売上100億円増の1650億円2025年4月22日
-
農業×エンタメの新提案!「農機具王」茨城店に「農機具ガチャ自販機」 5月末からは栃木店に移動 リンク2025年4月22日
-
「沸騰する地球で農業はできるのか?」 アクプランタの金CEOが東大で講演2025年4月22日
-
「ホテルークリッシュ豊橋」で春の美食祭り開催 東三河地域の農産物の魅力を発信 サーラ不動産2025年4月22日
-
千葉県柏市で「米作り体験会」を実施 収穫米の一部をフードパントリーに寄付 パソナグループ2025年4月22日
-
【人事異動】杉本商事(6月18日付)2025年4月22日
-
香川県善通寺市と開発 はだか麦の新品種「善通寺2024」出願公表 農研機構2025年4月22日
-
京都府亀岡市と包括連携協定 食育、農業振興など幅広い分野で連携 東洋ライス2025年4月22日
-
愛媛・八幡浜から産地直送 特別メニューの限定フェア「あふ食堂」などで開催2025年4月22日
-
リサイクル原料の宅配用保冷容器を導入 年間約339トンのプラ削減へ コープデリ2025年4月22日