ゲノム編集食品不使用を明文化 基本方針を策定 パルシステム2023年4月5日
パルシステム連合会は、新たに「ゲノム編集技術応用食品に対する方針」を定めた。ゲノム編集食品の開発や流通に反対する基本姿勢を明文化し、同食品の不使用を追求するとともに、生活者の知る権利、選ぶ権利を尊重し、透明性のある情報公開を国の制度として求めていく。
「ゲノム編集技術応用食品に対する方針」では、基本姿勢・方針のほか、事業や運動として活動すべき姿勢を明文化した。基本方針では、ゲノム編集食品の不使用を追求しながら、すでに流通が制度上認められている現状を鑑み、表示や届け出の義務化ならびに各種情報を公開するなど透明性を確保した制度構築を政府などへ求める。
ゲノム編集食品は、人為的な突然変異を利用した品種改良技術によってつくられた農畜水産物。国内ではすでに、機能性成分ギャバの含有が高いトマトや、可食部を増量したマダイなどが国へ届出され流通している。
パルシステムは、ゲノム編集食品を遺伝子組み換え作物と同様に「生物多様性(環境)への影響」と「食品としての安全性」の両面から安全性が確保される仕組みが必要と考えている。基本姿勢と基本方針は次の通り。
1.基本姿勢
ゲノム編集食品に反対の姿勢を示します。
2.基本方針
(1)ゲノム編集食品の不使用を追求します。
(2)ゲノム編集食品の表示や届出の義務化、食品安全性審査及び情報の公開などを求める運動に取り組みます。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(139)-改正食料・農業・農村基本法(25)-2025年4月26日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(56)【防除学習帖】第295回2025年4月26日
-
農薬の正しい使い方(29)【今さら聞けない営農情報】第295回2025年4月26日
-
1人当たり精米消費、3月は微減 家庭内消費堅調も「中食」減少 米穀機構2025年4月25日
-
【JA人事】JAサロマ(北海道)櫛部文治組合長を再任(4月18日)2025年4月25日
-
静岡県菊川市でビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の落成式開く 里山再生で希少動植物の"待避地"へ クミアイ化学工業2025年4月25日
-
25年産コシヒカリ 概算金で最低保証「2.2万円」 JA福井県2025年4月25日
-
(432)認証制度のとらえ方【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月25日
-
【'25新組合長に聞く】JA新ひたち野(茨城) 矢口博之氏(4/19就任) 「小美玉の恵み」ブランドに2025年4月25日
-
水稲栽培で鶏ふん堆肥を有効活用 4年前を迎えた広島大学との共同研究 JA全農ひろしま2025年4月25日
-
長野県産食材にこだわった焼肉店「和牛焼肉信州そだち」新規オープン JA全農2025年4月25日
-
【JA人事】JA中札内村(北海道)島次良己組合長を再任(4月10日)2025年4月25日
-
【JA人事】JA摩周湖(北海道)川口覚組合長を再任(4月24日)2025年4月25日
-
第41回「JA共済マルシェ」を開催 全国各地の旬の農産物・加工品が大集合、「農福連携」応援も JA共済連2025年4月25日
-
【JA人事】JAようてい(北海道)金子辰四郎組合長を新任(4月11日)2025年4月25日
-
宇城市の子どもたちへ地元農産物を贈呈 JA熊本うき園芸部会が学校給食に提供2025年4月25日
-
静岡の茶産業拡大へ 抹茶栽培農地における営農型太陽光発電所を共同開発 JA三井リース2025年4月25日
-
静岡・三島で町ぐるみの「きのこマルシェ」長谷川きのこ園で開催 JAふじ伊豆2025年4月25日
-
システム障害が暫定復旧 農林中金2025年4月25日
-
神奈川県のスタートアップAgnaviへ出資 AgVenture Lab2025年4月25日