米粉の非食部分でコシヒカリのコメ袋を製造 SDGs貢献に一役 木徳神糧2023年4月10日
米粉を製造する過程で生じる非食部分を有効活用してSDGsに一役買おうと、木徳神糧は、岡山県の「吉備中央町産こしひかり」の包材として活用する取り組みを始めた。岡山県内のスーパーでこの包材を使用したコシヒカリが販売されている。
米粉の非食部分が使われている岡山県産コシヒカリの包材
同社によると、米粉に製粉する工程で食用にできない米粉が一部発生し、これまでは廃棄していたが、会社としてSDGsへの貢献に向けて有効活用できないか検討する中でコメの包材として使用することになったという。
そこで新潟製粉工場で発生した非食用の米粉を総重量の約20%配合した岡山県の「吉備中央町産こしひかり」の包材を製造し、この包材を使ったコメを同社が提携する岡山県の「両備ストアカンパニー」が運営する13店舗のスーパーで販売することになった。先月から販売は始まり、同社では当面約1万枚を製造し、効果を見ながら拡大したいとしている。
同社は、この取り組みを通して米粉のフードロス削減に加えて、石油由来プラスチックの使用量削減にもつながる効果があるとし、「今後も環境配慮型包装を使った商品の拡大を進めるとともに、さらに石油由来プラつすちっくの使用量を削減した包装の開発に取り組みたい」としている。
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