サル被害対策へデジタル技術を活用 害獣自動検出AI「Bアラート」提供2023年4月19日
ほくつう 福井支社、北陸電力 新価値創造研究所、ガルムの3社は、福井県主催「令和4年度 CO-FUKUI 未来技術活用プロジェクト」で、サルによる「人身被害、生活環境被害(家屋侵入など)、農作物被害」の減少を目的に、悪質なサルの個体の早期捕獲をアシストするためのコア技術となる「検出・識別」AIの開発に取り組み、3月末に実証実験の成果を報告した。
3社は、AIなどのデジタル技術を活用することで、地域課題解決の一助を目指した活動を推進。取り組みの一環として、クマが写っている画像だけを検出するAIを開発し、令和3年度に富山県での実証実験を経て、害獣の自動検出AI(製品名『Bアラート』)を商品化し全国へサービスを提供している。
同技術を各自治体へ紹介する過程で、福井県内のほぼ全市町がサル被害に困っていることを知り、これまで培ったAI技術をフルに活用してサル被害を減少しようと、「CO-FUKUI 未来技術活用プロジェクト」に応募し、採択された。
同プロジェクトでは、提案者である鯖江市と、サルの専門知識を指導する野生動物保護管理事務所と協働。
害獣の自動検出AI「Bアラート」
サル被害の対策に寄与する3種類のAIを開発しその精度を確認した結果、検出AIは、 99.9%の精度で、「実務で十分活用可能なレベル」との評価を受けた。また、性年齢識別AIと個体識別AIは、基礎研修を受けた自治体職員と同等以上のレベルで、「実現可能性有り」との評価だった。
令和5年度は引き続き、鯖江市をはじめとする自治体と連携し、識別AIのレベルアップを図るとともに、実装と活用範囲の拡大に向けた取り組みを推進する。
重要な記事
最新の記事
-
米の価格 過去最高更新 60kg2万6485円 茨城産あきたこまち4万円超2025年3月19日
-
政府備蓄米 第2回入札3月26日から実施 農水省2025年3月19日
-
「国賊」と「下剋上」【小松泰信・地方の眼力】2025年3月19日
-
神奈川県横浜市の歴史的風致維持向上計画を認定 農水省など2025年3月19日
-
高山市、国見町、奈良市の歴史的風致維持向上計画(第2期、第3期)を認定 農水省など2025年3月19日
-
GI取得「高山きゅうり」など農畜産物・加工品7産品 農水省2025年3月19日
-
JAグループ宮城ICT搭載農機実演研修会を開催 JA全農みやぎ2025年3月19日
-
有機質肥料「エコべジP721」発売 JA全農岐阜がJAぎふ・片倉コープアグリと共同で商品化2025年3月19日
-
サキホコレで咲き誇れ!~「ハレの日」企画 イラストレーター「凪」さんデザイン「サキホコレ」米袋数量限定販売 JA全農あきた2025年3月19日
-
「新潟ハーフマラソン2025」開催!参加賞としてニッポンエールグミを提供 JA全農にいがた2025年3月19日
-
「にいがた酒の陣2025」で新潟米をPR JA全農にいがた2025年3月19日
-
栃木県産「とちあいか」果汁使用「ストロベリーホワイトモカ」新発売 JA全農2025年3月19日
-
廃棄野菜を動物園の餌に 農林中金の紹介で九州西濃運輸が参画 長崎バイオパークとJA島原雲仙2025年3月19日
-
農福連携がテーマの直売所「ベジポケット」4月1日にオープン JA横浜2025年3月19日
-
SEADS(シーズ)令和6年度修了式 JA鶴岡2025年3月19日
-
地元の麦でまえばしうどん 麦豚カレーはスパイシーで味わい深く JA前橋市2025年3月19日
-
管内の恵みをジャムに いちごとうめ JA水戸2025年3月19日
-
コシヒカリの魅力、磨き上げ 7つの基準に生産者の誇り JA福島さくら2025年3月19日
-
【次期酪肉近本文案】酪農拡大路線を転換 生乳目標732万トン据え置き2025年3月19日
-
【JA全農の若い力】飼料畜産中央研究所(2)飼料品質で経営支援 山口真弥さん2025年3月19日