累計44万トンの資源を回収 子育て支援に還元 コープさっぽろ2023年5月8日
生活協同組合コープさっぽろは、組合員からの資源回収による環境貢献について発表した。
2022年に行なわれた海のクリーンアップ大作戦の様子
コープさっぽろは、店舗や宅配システムトドックで組合員からダンボールやチラシなどの資源を回収している。2022年度の回収実績は3万7972トンで、これは2万3987トンのCO2削減に相当。また、2008年からの累計では44万3576トンになる。
回収された資源は、コープさっぽろエコセンターで処理され、エコセンターでは、ダンボールやチラシ・新聞紙・紙パック・トレイ・発泡スチロール・天ぷら油(廃食油)・アルミ缶・スチール缶・古着等を回収・処理している。
コープさっぽろ エコセンター
資源回収は、組合員からの声を受け1990年に牛乳パックの回収を行ったことから始まり、2008年にリユース・リサイクルのための施設「エコセンター」が江別に誕生した。
毎年5月30日は、「ご(5)み(3)ゼロ(0)」の語呂合わせで「ごみゼロの日」に定められている。特に海洋ごみでは、年々使用が増えているプラスチックやペットボトルが、環境汚染の大きな問題の一つとなっている。年間800万トンものプラスチックごみが街から川を経由して海へ流れており、海洋ごみが生物の生態系を脅かし、2050年には海の生物よりごみの方が多くなると言われている。
コープさっぽろでは、資源にできるものは資源にしてごみを減らすこと、海や川を清掃する活動を実施。資源をリサイクル工場に販売して得た利益は、次世代のために活用しようとコープさっぽろの子育て支援の取組みに使われている。
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