外食市場調査3月度 外食市場規模は74.0% 2か月連続で悪化2023年5月9日
リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象に2023年3月度の「外食市場調査」を実施。外食市場規模は、16か月連続で前年比プラス。2019年同月比は74.0%で前月(同79.5%)を下回った。単価は17か月連続で前年超えとなったが、延べ外食回数の2019年同月比は2か月連続で悪化した。
3月の外食市場規模は、3圏域合計で2715億円。前年同月比は126.5%(+569億円)と16か月連続で前年実績を超えた。市場規模の2019年比は74.0%で前月の同79.5%から後退。2019年比が後退するのは2か月連続となる。
外食単価は17か月連続で前年を上回り、2019年比でも106.1%と高い伸び率だったが、外食実施率・頻度の2019年比が前月より悪化したことで延べ外食回数の2019年比が前月を下回った。コロナ禍からの回復や値上げの影響よりも、物価高騰による節約志向・外食回数減少が市場へのマイナス影響として強く出たと考えられる。
市場規模の食事主体業態・計は前年比122.3%(19年比82.8%)、飲酒主体業態・計は同141.4%(同61.4%)、軽食主体業態・計は同113.9%(同69.2%)。19年比では飲酒主体業態・計が前月(61.2%)を上回った。
主要16業態中では15業態で市場規模が前年を上回り、2019年比では「レストラン(ファミリーレストラン以外)、食堂、ダイニング、洋食店」(93.2%)、「中華料理店」(90.0%)がコロナ禍前の市場規模の9割以上を確保した。
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