育児参加のきっかけに「パパのための離乳食教室」初開催 キユーピー2023年5月9日
キユーピーは5月13日、食育プログラム「パパのための離乳食教室」を、キユーピーの見学施設「マヨテラス」(東京都調布市)で一般の消費者に向けて初めて開催。離乳食作り体験や交流を通して父親の育児参加のきっかけを作る。
2022年に従業員を対象に開かれた「パパのための離乳食教室」
同企画は、離乳食作りの体験や参加者同士の交流を通して、育児の不安解消と積極的な育児参加を後押しする、男性の保護者が対象の食育プログラム。
育児・介護休業法の改正により、2022年10月に「産後パパ育休(出生時育児休業)」が創設されるなど、男性の育児休業取得を後押しする施策が段階的に進められている。こうした社会背景を受け、キユーピーはグループ従業員を対象に「パパのための離乳食教室」を2022年に実施したところ好評だったため、5月に一般の消費者に向けた新プログラムとして初めて開催する。
今回は「離乳食初期」向けのプログラムで、離乳食の基礎知識や簡単な調理に加え、ベビーフードを開発する研究員への質問タイムや、参加者同士で情報交換や悩みを共有する"交流"の時間も用意する。
コロナ下に自治体の離乳食教室や親子イベントの中止が相次ぎ、子育て世代の貴重な交流の機会が減る中、キユーピーは2021年にベビーフードを製造している鳥栖工場から「オンライン離乳食教室」を開始。オンラインであることから、「子どもが泣いても気にしなくてよい」「おむつ替えや授乳しながら気軽に参加できる」と好評だった。今回新たに対面で試食や交流を図れる父親向けの離乳食教室を開くことで、さまざまなニーズに合った食育の場を提供する。参加の際は、マヨテラス予約サイトから事前予約が必要。
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