これからの農場教育を考えるシンポジウム 19日に開催 全国大学附属農場協議会2023年5月16日
全国大学附属農場協議会は5月19日、「総合知」の創出・推進の場としての大学農場の可能性と課題について、全国の大学附属農場の関係者がこれからの農場教育を考えるシンポジウムを一橋大学 一橋講堂(東京都千代田区)で開催する。
大学附属農場は、農学教育の実践的フィールドとして、また農学研究の実証フィールドとして、大きな役割を果たしてきた。最近では、教育関係共同利用拠点事業をはじめとする他大学、他機関との共同利用や、農業のスマート化や多様化に伴う学際的連携の場として、様々な「知」が集う場として活用されている。
気候変動などの地球規模課題への対応や、レジリエントで安全・安心な社会の構築、少子高齢化、都市の過密と地方の過疎、食料など資源問題と多岐にわたる社会課題がある中、科学技術・イノベーション政策に対する社会や国民から高い期待が寄せられている。また、政府は「多様な『知』が集い、新たな価値を創出する『知の活力』を生むこと」を目指し、「総合知」を推進。大学附属農場に求められる教育研究上の役割は一層強まっているが、一方で大学における財政的・人的資源は年々削減が進み、大学農場の負担は年々深刻になっている。
今回のシンポジウムでは、大学附属農場で農場教育を実施するにあたり、「総合知」の実践の場としての大学農場の発展の可能性と課題について考える。
◎開催概要
日時:5月19日 9:30〜12:40
会場:一橋大学一橋講堂(東京都千代田区一ツ橋212学術総合センター内)
参加費:無料
<プログラム>
総合司会:杉村智史氏(東京農工大学教授)
開会の辞:長尾慶和氏(全国大学附属農場協議会会長、宇都宮大学教授)
(1)基調講演(9:35~10:05)
「世界の食料需給を大学農場から考える」
三石誠司氏(全国大学附属農場協議会副会長、宮城大学教授)
(2)特別講演(10:05~10:55
「高等教育政策の動向から農学教育・大学農場に期待すること」
奥井雅博氏(文部科学省
高等教育局専門教育課課長補佐)
「農林水産分野のイノベーションの創出と大学農場への期待」
羽子田知子氏(農林水産省農林水産技術会議事務局研究開発官)
(3)パネルディスカッション・総合討論(11:05~12:35
座長:小倉振一郎氏(東北大学)
パネラー:伊藤大雄氏(弘前大学)、野田勝二氏(千葉大学)、今井裕理子氏(信州大学)、波平知之氏(琉球大学)、佐藤明彦氏(近畿大学)
総括・閉会の辞:井澤毅氏(全国大学附属農場協議会副会長、東京大学教授)
重要な記事
最新の記事
-
路線バスを使おう【消費者の目・花ちゃん】2025年1月11日
-
シンとんぼ(124) -改正食料・農業・農村基本法(10)-2025年1月11日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (41) 【防除学習帖】第280回2025年1月11日
-
農薬の正しい使い方(14)【今さら聞けない営農情報】第280回2025年1月11日
-
R・ケネディ・ジュニア氏が米国農務省長官顧問に指名された意味(2) 国際ジャーナリスト 堤未果氏2025年1月10日
-
鳥インフル 愛知県で続発22、23、24例目2025年1月10日
-
農地面積 1.1万ha減 目標面積下回る 2023年2025年1月10日
-
米価の見通し「高くなる」判断 過去最高値の「76」 米穀機構2025年1月10日
-
今年の一文字は「進」 山野JA全中会長2025年1月10日
-
(417)100年の流れ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月10日
-
JA貯金残高 108兆6262億円 11月末 農林中金2025年1月10日
-
鳥インフル 米イリノイ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月10日
-
高校生が和牛飼育の取り組み競う「第8回和牛甲子園」16日から開催 JA全農2025年1月10日
-
愛知県産バラで新年を祝う「新春 バラ花束25%OFFキャンペーン」開催中 JAタウン2025年1月10日
-
「博多あまおう」5%OFF「あけおめ!あまおめ!新春セール」開催 JAタウン2025年1月10日
-
本日10日は「魚の日」福島県常磐沖産ひらめ漬け丼など特別価格で販売 JAタウン2025年1月10日
-
濃厚な甘さと豊かな香り「岐阜県産いちご『濃姫』フェア」12日から開催 JA全農2025年1月10日
-
焼き芋やスイーツを堪能「三島甘藷祭り」JA直売所などで開催 JAふじ伊豆2025年1月10日
-
産地直送通販サイト「JAタウン」新規会員登録キャンペーン実施中 JA全農2025年1月10日
-
ホスピス在宅「ビーズの家」運営のbeadsへ出資 農林中金キャピタル2025年1月10日