「棚田遺産」集落の全住民が大集合「福知山の変」最新ポスター発表 京都府福知山市2023年5月25日
明智光秀ゆかりの地である京都府福知山市は5月23日、まちを変えていく"変化人(へんかびと)"を応援する企画「福知山の変」の最新作として、日本の棚田百選・つなぐ棚田遺産に認定された「毛原の棚田」の全住民26人が登場するポスターを発表。今後、市立図書館で、閉館後の図書館を活用したトークイベントを実施するほか、"変化人"オススメ本を展示する。
"棚田遺産"集落の全住民26人が大集合した「福知山の変」ポスターの最新作
「福知山の変」は、広告界で活躍する市内外のクリエイターと市役所職員がタッグを組んで、まちの礎を築いた光秀を超えていく挑戦で、まちに変化をもたらす人を紹介する、市民参加型のシリーズ企画。新聞全面広告やポスターを通じて発信している。
今回の"変化人"は、「日本の棚田百選」「つなぐ棚田遺産」認定の「毛原の棚田」でユニークな地域活性化アイデアを次々と仕掛ける「毛原の棚田ワンダービレッジプロジェクト」代表の水口一也さん。ふるさと毛原の「千年つづく里づくり」をスローガンに、「毛原の棚田ワンダービレッジプロジェクト」を発足し、平均年齢約70歳と高齢化が進む地域で毛原のファンづくりに取り組んでいる。また、全戸にスマートスピーカー導入し、電子地域通貨を開発。クラウドファンディングで食品加工所をつくるなど、関係人口を増やしながら地域課題の解決をめざしている。
「福知山の変」のビジュアルでは、"変化人"の頭の中を表現。今回は水口さんの「新しいチャレンジをするときは、住民みんなで話して納得したうえで行う」という信念を表現するため、毛原の全住民26人を撮影。ひとりずつアクリルスタンドに加工し、組み合わせて撮影した。また、「毛原を千年つづく里にしたい」と題し、ふるさとにUターンした水口さんが住民とともに、千年先の毛原に向けて一歩一歩進んでいくストーリーを掲載している。
水口さんは、完成したポスターについて「毛原では、住民と毛原ファンによる共助&協働の取り組みが展開中。"福知山の変"のお話があり、ぜひ人をテーマにした作品にしたいと無理をお願いし、まるで大家族のような全住民参加の作品になり喜んでいます」とコメントを寄せている。
毛原の棚田ワンダービレッジプロジェクト代表の水口さん
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