「生産する責任、消費する責任」SDGsな取組み動画を公開 生活クラブ2023年5月25日
生活クラブ生活協同組合連合会は5月24日、サステイナブルな取組みを紹介する計6本のプロモーション動画シリーズを公開。一つの製品が生まれるまでの背景にある"問い"を視聴者に投げかける構成で、問いへの答えは特設サイトで閲覧できる。
生活クラブは1968年の設立当初から、生産から廃棄にいたるまで安全や健康、環境に配慮した品物の共同購入を通じ、持続可能な社会をめざして消費者と生産者でさまざまな取り組みを行なってきた。このほど、「何をどのように消費するか」は、「どんな未来を手渡したいか」へつながることを表現する動画を制作し、生活クラブがつくってきた製品の中から6品にスポットを当てた。
「信州トマトジュース」について伝える動画「信州トマトジュース」篇では、その原料で、長野県飯綱町で栽培されている地面に広がって育つ地這いの加工用トマトを紹介。生食用のトマトと比べて、皮が固く丈夫な実を持つ加工用トマトで、植え付け・収穫に生活クラブの組合員も参画している。
高齢化など人手不足に悩む生産者支援と、国産100%トマトジュースの持続可能な生産・消費のため、毎年5月と8月にのべ約130人の組合員が生産に携わり、組合員はボランティアではなく労働の対価を受け取る。
その賃金は、トマトジュースの原価に組み込まれるため、販売価格は毎年変動する。さらに、組合員はこのトマトジュースを注文し、飲むことで、間接的に長野県産のトマトジュースの生産を応援することができる。動画では、「食べ手」「つくり手」の垣根を越えて、農業の持続可能性を考えたサステイナブルな活動について伝える。
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