惣菜市場規模 コロナ以前に回復『2023年版惣菜白書』日本惣菜協会2023年5月26日
(一社)日本惣菜協会は6月1日、中食・惣菜業界の国内市場をまとめた『2023年版惣菜白書』を発刊。調査対象となる2022年1月〜12月の期間で算出した2022年の惣菜市場規模は、前年対比103.5%の10兆4652億円となり、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年比では101.4%。2020年に10兆円を割り込んだ市場は回復期にある。
『2023年版惣菜白書』
同白書によると、業態別の前年比は百貨店107.7%が最も高く、次いで食料品スーパー104.6%、惣菜専門店103.1%、総合スーパー103.0%、CVS102.5%で、2019年比で100%を上回ったのは食料品スーパー(112.4%)のみ。その他の業態はコロナ前の市場を取り戻せていない。
市場規模は依然CVSが最も大きく3兆2801億円、次いで食料品スーパー3兆816億円、惣菜専門店2兆8334億円と続く。食料品スーパーは初の3兆円台乗せとなった。業態別構成比では2019年比でCVSが1.3%のシェアダウン(32.6%→31.3%)に対して、食料品スーパーは2.8%のシェアアップ(26.6%→29.4%)となっている。
「惣菜白書」は、惣菜の市場動向・消費者動向・参考資料の構成からなる惣菜に関する業界唯一の統計資料として毎年発刊し今年で19年目を迎える。2023年版では、惣菜専門店をはじめ百貨店やスーパー・CVSなど100社6万8543店)の小売店における販売動向の調査を実施。また、消費者調査は、2023年2月6日~2月9日の期間、首都圏、近畿圏、中国・四国圏、北陸圏の4エリアで実施。首都圏2073サンプル、近畿圏2106サンプル、中国・四国圏1062サンプル、北陸圏1071サンプルの計6312サンプルでWeb調査を行った。
『2023年版惣菜白書』の一般企業・個人販売価格は5500円(税込)。
重要な記事
最新の記事
-
JA共済連が新3カ年計画 協同の力で組合員・利用者との関係強化へ 令和7年度は新展開のスタートに2025年3月18日
-
備蓄米 政策効果なければ追加放出 江藤農相2025年3月18日
-
備蓄米放出でも消えぬ不足感(下) 米不足の恐れ、昨年より早く 「需給見通し」外れる背景は2025年3月18日
-
10月限がストップ安になったコメ先物市場【熊野孝文・米マーケット情報】2025年3月18日
-
風味豊かな落花生 たばこの輪作で栽培広がる JAはだの2025年3月18日
-
信州・中野はきのこ王国 トップクラスの生産量と品質誇る JA中野市2025年3月18日
-
出荷できないリンゴ活用 濃厚な甘さととろける口どけ JAながの2025年3月18日
-
鈴生と津田物産がJ-クレジット活用で協業 "温室効果ガス実質ゼロ"米づくりを拡大へ 農林中金がマッチング2025年3月18日
-
経営を可視化し事業拡大やJAとの関係も強化 担い手コンサルコンペティション 農林中金2025年3月18日
-
陸上養殖「おかそだちサーモン」販売店舗を一部変更 コープデリ2025年3月18日
-
栃木県に「コメリハード&グリーン岩舟店」3月29日に新規開店2025年3月18日
-
山形県南エリアに「農機具王 山形上山店」4月1日オープン2025年3月18日
-
埼玉県 3年連続で「プレミアムいちご県」に認定 日本野菜ソムリエ協会2025年3月18日
-
健康診断・血管年齢が気になる人へ「血管サポートヨーグルト」新発売 協同乳業2025年3月18日
-
TNFD事務局が日本担当設置し栗野佳子氏が着任 TNFD日本協議会2025年3月18日
-
三井化学グループ、インドにコーティングテクニカルセンターを設立2025年3月18日
-
【人事異動】エス・ディー・エス バイオテック(4月1日付)2025年3月18日
-
米粉のグミ「もちきゅあ」和グミとしてリニューアル発売 三幸製菓2025年3月18日
-
農泊総合情報プラットフォーム「FARM STAY Japan」公開 日本ファームステイ協会2025年3月18日
-
鳥インフル ネブラスカ州、メイン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年3月18日