食料・農業・農村基本法改正に意見 政府「中間とりまとめ」受け パルシステム連合会2023年6月1日
パルシステム連合会は6月1日、政府へ「食料・農業・農村基本法改正に伴う意見」を提出した。生産者とつながる消費者団体の立場から、水田の活用を中心とした資源循環型の農業実現や消費者が選べる表示制度の整備などを求めている。
意見書は、政府「食料・農業・農村政策審議会」が5月29日に発表した中間取りまとめを受け、野村哲郎農林水産大臣へ提出された。
近年の国内外における急激な環境変化は飼料・肥料の高騰や家畜伝染病の拡大などを招き、国内の農畜水産業を取り巻く情勢は厳しさを増している。食料やエネルギーの海外調達が困難になる中、生産力を強化していく食料・農業・農村のあり方について、生産者とつながる消費者団体の立場から意見した。
提出した意見の概要は次の通り。
1.食料安全保障の観点から、国内生産者の保護と育成を強化するように求めます。
2.食料自給率維持向上のためにも、日本の食生活の基本である稲作は守り続けるように求めます。
3.遺伝子組み換え作物やゲノム編集生産物を原料とした加工品の表示を求めます。
4.環境への取り組みと、資源循環型農業(未利用資源の活用)の推進を求めます。
5.有機農業や特別栽培の推進と学校給食への活用を求めます。
6.農漁村など地方の環境保全を進め観光産業など地域の雇用拡大することを求めます。
重要な記事
最新の記事
-
JA共済連が新3カ年計画 協同の力で組合員・利用者との関係強化へ 令和7年度は新展開のスタートに2025年3月18日
-
備蓄米 政策効果なければ追加放出 江藤農相2025年3月18日
-
備蓄米放出でも消えぬ不足感(下) 米不足の恐れ、昨年より早く 「需給見通し」外れる背景は2025年3月18日
-
10月限がストップ安になったコメ先物市場【熊野孝文・米マーケット情報】2025年3月18日
-
風味豊かな落花生 たばこの輪作で栽培広がる JAはだの2025年3月18日
-
信州・中野はきのこ王国 トップクラスの生産量と品質誇る JA中野市2025年3月18日
-
出荷できないリンゴ活用 濃厚な甘さととろける口どけ JAながの2025年3月18日
-
鈴生と津田物産がJ-クレジット活用で協業 "温室効果ガス実質ゼロ"米づくりを拡大へ 農林中金がマッチング2025年3月18日
-
経営を可視化し事業拡大やJAとの関係も強化 担い手コンサルコンペティション 農林中金2025年3月18日
-
陸上養殖「おかそだちサーモン」販売店舗を一部変更 コープデリ2025年3月18日
-
栃木県に「コメリハード&グリーン岩舟店」3月29日に新規開店2025年3月18日
-
山形県南エリアに「農機具王 山形上山店」4月1日オープン2025年3月18日
-
埼玉県 3年連続で「プレミアムいちご県」に認定 日本野菜ソムリエ協会2025年3月18日
-
健康診断・血管年齢が気になる人へ「血管サポートヨーグルト」新発売 協同乳業2025年3月18日
-
TNFD事務局が日本担当設置し栗野佳子氏が着任 TNFD日本協議会2025年3月18日
-
三井化学グループ、インドにコーティングテクニカルセンターを設立2025年3月18日
-
【人事異動】エス・ディー・エス バイオテック(4月1日付)2025年3月18日
-
米粉のグミ「もちきゅあ」和グミとしてリニューアル発売 三幸製菓2025年3月18日
-
農泊総合情報プラットフォーム「FARM STAY Japan」公開 日本ファームステイ協会2025年3月18日
-
鳥インフル ネブラスカ州、メイン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年3月18日