岩手県で取り組み「アワ新品種プロジェクト」サイト開設 日本雑穀協会2023年6月6日
日本雑穀協会は6月2日、岩手県県北農業研究所などとアワ新品種の開発に取り組んでいるイノベーション事業における成果やアワ新品種の魅力を紹介するプロジェクトサイトを開設した。
雑穀の普及に取り組む、日本雑穀協会は、このほど、イノベーション創出強化研究推進事業における、令和元年度~4年度テーマ『雑穀需要に応える短稈・多収アワ品種の育成と機械栽培体系の確立』において、岩手県農業研究センター県北農業研究所などと共に、短稈・多収、食味の良い黄色いアワ新品種の開発に取り組んできた。
その成果としてこれまでの取り組み、雑穀の有資格者、実需者による新品種の評価など、アワ新品種のプロジェクトサイトを開設。同サイトを通じて、アワ新品種の様々な情報を提供し、日本の雑穀産業の発展や、アワを通じた食文化の多様性の確保につなげる。
日本一の雑穀産地である岩手県では、アワ、キビ、タカキビなど主要な雑穀において、生産者の高齢化や気候変動による収穫量が減り、作付け面積、生産量ともに、需要に供給が間に合っていない状況が続いている。こうした中、多収で機械化栽培体系が確立できる今回のアワ新品種は、食味も良く、生産者、実需者共に、大きな期待を担っている。
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