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『葬儀会社が農業を始めたら、サステナブルな新しいビジネスモデルができた』発売 幻冬舎2023年6月7日

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幻冬舎メディアコンサルティングは6月2日、『葬儀会社が農業を始めたら、サステナブルな新しいビジネスモデルができた』(戸波亮著、1760円・税込)を発売。葬儀社に始まり、外注業務の内製化を突き進めた結果、たどり着いた農業で新たなビジネスモデルを創り出した著者の経験に基づくビジネスのヒントがつまっている。

『葬儀会社が農業を始めたら、サステナブルな新しいビジネスモデルができた』『葬儀会社が農業を始めたら、サステナブルな新しいビジネスモデルができた』

著者が経営する会社は、葬儀業を含めて8つの事業を展開し、資産総額は27億円、年間売上高は14.5億円。ROE(自己資本利益率)は10%、自己資本比率は40%を超え、葬儀業と並んで農業が柱になっている。

著者は業界が縮小するなかで売上を伸ばすのではなく、利益率を改善させる方向に舵を切り、その際に取り組んだのが外注業務の内製化。もちろん固定費もかかるが、固定費が負担にならないよう本業とのコストシナジーを考え、他の事業でもリソースを活用できるようシミュレーションを繰り返した。そして、内製化によって利益率の改善が実現できたことで、結果的に農業をはじめとする複数の異業種参入につながったという。

葬儀業界の外注業務は、葬儀で使う生花の仕入れ、葬儀や法事の仕出しの製造など多岐にわたるが、著者はそれらを次々と内製化。生花であれば蕾のうちは一般用に販売し、その後開花した花は葬儀用に使用するなど無駄をとことん省いた。

さらに、葬儀の返礼品として使える商品開発にも乗り出し、返礼品としてだけでなく、仕出しにも活用できる米に着目。北海道に農業生産法人を設立して農業に参入した。7ヘクタールからスタートした田畑の面積は、今では52ヘクタールにまで拡大し、葬儀業との両立で経営は安定している。

同書では、既存事業の外注業務に目をつけて取り込みながら新たな分野に参入すれば、中小企業にとっても大きなビジネスチャンスがあるという著者が、どのようにして異業種に参入して成功したのか、その視点や発想、取り組みを紹介している。

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